冠位の魔術師の妹は忍たまの世界にトリップしたみたいです。 (ページ40)

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戦いの後ページ40

報告のため裏山に向かう。
サーヴァントがかかわっているため早急にことを伝えた

橙「なるほどな、それで月永が帰ってきたというわけか。」
「生きて帰れたんだ」
橙「あぁ。黒桐が路地で月永の姿を発見した。無傷で帰ってきているよ。」
「そっか。」

まぁ、それもそうか。あの時倒したのは月永ではなくバシュムのほうだ。

橙「これでそちらに向かっているとされる天女の数は3人だね。」
「倒せば帰られるかな。」
橙「どうだろう、ユーリ・ユースターにしかわからないかな」
「そっか。」
橙「とにかく無事でよかった。じゃあ、また明日。」
「うん、またね」

電話を切り一息つく。
正直に言うと早く帰りたい。
ここでの生活は楽しい反面辛いことも結構あった
何せ最初は冷たい視線を浴びまくっていたからなぁ…

雑「お疲れ様。」
「えぇ。」

これにも慣れた。
さすがプロの忍者といったところか。

雑「しかし、サーヴァントが身に宿っているとはとんでもないことになったね。これも魔術？」
「そんな魔術聞いたことないですけど…令呪という強制命令で身に宿らせたんでしょう。」

令呪。
それはマスターがサーヴァントに命令するときに使えるものでこれを使うとサーヴァントは命令に背くことはできなくなる。しかし3回までであり、令呪をすべて使い切ってしまうと聖杯戦争からは脱落となってしまう。
それを使ったのならもしかしたらできるかもしれないけど、それでも体に負荷は生じるはずだ。

雑「君は今後どうするの？」
「私はあの子たちを守りながら忍術学園と仲の悪い城を探ります。」
雑「それ、うちも入る？」
「貴方は保健委員会に借りがあってそれを返すために調査をしているのでしょう？疑う理由がありません。」
雑「そっか。」

まぁ、ここまで気にかけてくださっているんだ。
一応は信じてみることにする

雑「それにしてもその簪似合っているね」
「ありがとうございます」
雑「この世界にいる間ずっとピリピリしていただろう？明日は思いっきり羽を伸ばすといいよ」

彼はそう言い残し去っていった。