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傲慢 月永杏里 ページ37

彼らが着替え終わるとルーンを刻んだ石を渡した。

「持っていなさい。隠密のルーンよ。30分だけ姿を隠してくれる。危なくなったらすぐ逃げるのよ。」
乱・き・し「はいっ!!」

厳重な警備を抜けて城内に潜入する。
現代でこんなことをする機会なんてないからなんだか新鮮だ。
しかし城内の奥に進むにつれなんだか匂いが濃くなってきている。

あの部屋でした天女の匂い

乱「先輩…っ」

心配するのも当然か。おそらくこの子もわかっている
この匂いで彼らが操られたりしたらまた振出しに戻る…いや、最悪の場合もっとひどいことになるかもしれない。
そう思ったその時だった

ガアア!

怪物のようなうなり声が聞こえる
それと同時に異形の怪物が姿を現した。

乱・き・し「わあああああああ!?」
「な、なに、あれ…!?」

?「ウフフフ…久シブリネ、乱太郎、きり丸、しんべエ」
し「て、天女様…!?」

あの顔は見たことがある。大会で観客席にいたひときわ目立つ女の子だった。
確か名前は…

「月永杏里…!」
月「お初にお目にかかりますわ。蒼崎A。」
「はは…それはどうも…」

しかし何だこの匂いは。近くにいるだけで吐き気がする。
すぐに結界を張り息を整える

月「さすがあのお方の毒ね…私の魔力に限界があるからあまり強いものはできないのだけれど」
「毒ですって…!?」
月「えぇ、毒で思いつく偉人って誰がいるかしら。」

毒にまつわる話は数多く存在する。その中でも特に有名なのは…

「セミラミスね。」
月「そう、あの人はこの世界に来る前魔術で私にセミラミス様の力を宿らせてくれたの。」
乱・き・し「えー!!??」

驚くのも無理はない。サーヴァントの力を自身の体に宿らせるなど到底無理だ。
そもそも体が追い付かない。ただでさえ召喚にもいろいろ条件があるのに

「セミラミスの力を受け継いだってことはその怪物はバシュムかしら。」
月「えぇ、そう。蒼崎Aあなたを倒すためだけに召喚したとっておきの大毒蛇よ!」

バシュムを一瞬で召喚することは不可能。手の込んだ作戦ってわけか。
しかしバシュムは顎を開いて吐いた瞬間に即死するほどの毒がある。
そこまでにならないってことはただ単純にあの子の魔力が足りていないからなのか。
ならば勝率が上がる。

「これ以上好き勝手させるわけにはいかない。全力でつぶさせてもらう!!」

薙刀を構えそう言い放った

解説その1〜セミラミスってだぁれ?〜→←照星さん



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設定タグ:忍たま , トリップ , 天女   
作品ジャンル:アニメ
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みこち(プロフ) - 初めまして。天女小説大好きです。私も小説書いています。今は犬夜叉と兵庫水軍のクロスオーバー書いています。更新お待ちしてます (2021年8月17日 11時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましろ | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2021年3月9日 23時

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