おつかい ページ31
「じゃあ行ってきます」
小「はーい、いってらっしゃい!」
小松田さんに見送られ金楽寺に向かう。
小松田さんも最初こそは怖がられたけど最近は立派なお友達だ
しかし金楽寺までかなり距離があるし飛んでいくか。
足にルーンを刻み少し浮かせ金楽寺まで飛んで行った
in金楽寺
「こんにちは。」
中に入ると和尚さんが出迎えてくれた。
和「おや、お客様ですか。」
「忍術学園事務員の蒼崎です。こちら学園長先生から」
和「はい、確かにお受け取りいたしました。返事を書きますので外でお待ちください」
というわけで散歩して待つことに
暇だな
利「やあ。」
「おや、利吉さん。」
あの夜とは違い敵意は感じられない。
利「雑渡昆難門から話は聞いたよ。本当にいろいろありがとう」
「…いえ。死んだ友の仇を取りたいですし、何よりこんなこと放っておけませんからね」
そう話すと利吉さんは箱を取り出した。
利「これ、もしだったら」
箱を開けると中にはかんざしが入っていた。
あじさいがモチーフの青いかんざしだ。
「いいのですか?」
利「せめてものお詫びだよ。女の子なんだしいつまでも道着を着ていないで着物を着たほうがいい。ほら、つけてあげるから後ろを向いて」
後ろを向くと利吉さんは早い手つきでかんざしをつけてくれた
「ありがとうございます」
利「出かけるとき今度はタカ丸くんに髪を結ってもらいな」
「えぇ。」
あ、そうだ、この間に聞けることを聞いておかないと。
「利吉さん、この辺の情勢をざっとでいいので教えていただけますか?」
利「じゃあ、これをあげるよ。」
そういって渡されたのはメモだった。そこにはびっしりと戦いの様子や情勢が書かれていた。
「助かります」
利「そこに君が言っていた天女の存在を城の忍者が知っていたっていうのもあるからね。」
「えぇ、私もそのことがずっと気になっていて…」
利「こちらでも調べている。君は学園を守ることに専念してくれ」
「わかりました」
利「じゃあ、俺はこれで」
利吉さんは去っていった。
話している間に太陽が上に来ていたようだ。
和「お待たせしました。こちらを」
「はい、確かに。これで失礼します」
森を歩く途中ルーンが光りだした。
「これは…まさか…」
生徒たちが結界を張ったという合図だ。
方向は学園のほうじゃない。
「お願い…間に合って…!」
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みこち(プロフ) - 初めまして。天女小説大好きです。私も小説書いています。今は犬夜叉と兵庫水軍のクロスオーバー書いています。更新お待ちしてます (2021年8月17日 11時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年3月9日 23時