分かったこと ページ22
橙「とはいえ分かったことはいくつかあるな。
まず一つがさっきの七つの大罪のうち四つを体現したような性格の持ち主が送られてきていること。
二つ、5年生、6年生、先生方・・・この人たちに魅了の術をかけどれも成功していること。」
そうだ。下級生には全くかからなかった点も気になる。
橙「さて、A。調べることも増えたことだし今日はもう寝よう。」
「待って、橙子!」
橙「ん?」
どうしても気になることがある。それについて聞きたい。
「この件、聖杯がかかわっていると思う?」
橙「・・・わからん。だが、人智の範囲を超えていることをしているんだ。可能性は高いとみていいだろうね。まぁ、あまり気構えているとろくなことがないしもう寝なさい。」
「・・・わかった。」
雑「じゃあ、僕も失礼するよ。また何かわかったら教えに来るね。」
雑渡さんもどこかに行ってしまった。
「・・・はぁ。寝るか」
次の日!
浜「A!おはよう!」
「あぁ、おはよう。」
今日はお休みの日。とはいえしなければならないことはたくさんある。
浜「今日は何するんだ?」
「今日は街に買い物。守一郎くんは?」
浜「俺、今日一日暇でさ。ついて行ってもいいか?」
「もちろん。」
というわけで二人で買い物へ。(デートじゃないよ)
浜「なあ、魔術のことはあまり人に話していないよな?魔術を使っている・・・とかそういう話は聞くけどより詳しいところまでは。」
「そりゃあ話せないよ。魔術の切れが落ちるからね。」
浜「ふーん・・・じゃあもしかして誰かに教わるってこともできないのか?」
「できるよ。そういう学校もあるくらいだし。私は燈子から教わったけれど、現役の橙子には絶対に勝てないと思うよ。」
浜「現役の・・・かぁ。俺から見たら十分すごいんだよなぁ」
「ありがとう。」
私が主に使うルーン魔術は元々廃れた魔術だった。それを橙子が研究しここまで使えるようにしたのだ。
橙子を超えたいという思いはあるがその先はきっと根源の渦にたどり着くことになるのかもしれない。
究極の知識・・・いったいどんなものなんだろうか。
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みこち(プロフ) - 初めまして。天女小説大好きです。私も小説書いています。今は犬夜叉と兵庫水軍のクロスオーバー書いています。更新お待ちしてます (2021年8月17日 11時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年3月9日 23時