冠位の魔術師の妹は忍たまの世界にトリップしたみたいです。 (ページ18)

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仲直りページ18

孫兵side

Aさんたちが過ぎ去ったあと、僕たちは互いに黙り込んでいた。
何を言えばいいのかわからない。
ずっと会いたかったのに、本音も出てこない。

竹「すまなかった！」

竹谷先輩が土下座をし頭を地面に擦り付け僕たちに謝ってきた。

竹「土下座で許されるとは思っていない・・・でも・・・！」

孫「竹谷先輩・・・」

伝えなきゃ。僕たちの気持ちを・・・

孫「・・・実はですね、Aさんがお墓に手を合わせてくれたんです。
そして僕達に聞きました。また仲良くしたいかって。皆、先輩と会えるのを待っていたんです。」

竹「そう・・・なのか・・・？」

すると初島孫次郎が前に出てきた。

初「謝らなくていいんです！悪いのは天女様たちですから・・・！
だから戻ってきてください！」

その一言が合図だったかのように一年生達が一斉に竹谷先輩に抱きつき泣き始めた。

竹「皆・・・ごめん・・・ごめんな・・・」

あなたside

こっそりルーンで聞き耳立ててました。
まぁ、大丈夫そうだしこいつを調べてみるか。
と、机の上にある香箱に目を向ける。

こいつが何かの鍵を握っている。それがなんなのかはまだわからないけれど。

しっかり部屋を施錠し香箱を開ける。
中からはすごい匂いがした。こんなものを彼らは嗅いでいたのか。

中には香木が入っておりその奥には魔術の痕跡が残っていた。

「これ・・・橙子に見せればわかるかな。」

とりあえず写真を撮り、また袋に戻した。

とりあえず夕飯食べてこよう・・・