お掃除 ページ15
作「またまたお待たせいたしました。」
というわけで
「よし、やるか。」
天女の部屋の前に仁王立ちし気合をいれていざスタート。
浜「Aー!俺も手伝うよ!」
「いいの?」
なんと、5年生の2人と浜くんが掃除を手伝ってくれることに。
うーん、こんな簡単に心を許してもいいのだろうか。
久「だって約束してくれたし。」
尾「それに学園長先生も手伝ってあげなさいって」
「うーん、そっちがいいならいいけれど」
まぁ、人が多いことに越したことはない。
ここは大人しく力を借りておこう。
浜「調査もするって言っていたけれどどうするんだ?」
そう、今回の掃除は調査も兼ねている。
というより掃除がついでかもしれない。
「天女の私物の中でも大事になるのは日記ね。それから魔術の痕跡があるもの」
袋を手に部屋の中に入ると早速日記らしいものを発見した。
どんな人でも日記をつける人は割と多い。
「あった。匂いの原因はコイツね」
積もった服の山から見つけたのは香箱。ここからまだお香の香りがする。
そして匂いでわかった。コイツは危ないやつだ。
浜「それは?」
「近寄っちゃダメよ!」
部屋の中に入ろうとする浜くんを静止し、袋の中に入れルーンで厳重に封をした。
「よし、これでOK。」
尾「一体何?」
「不破くんの一言が気になってね。天女は皆、この匂いを好んでいたのよね?」
尾「そうそう!朝はずっとその香りがしていたんだ。」
香箱を見てみると消えかかってはいるが魔術の跡がある。
「これはね、魅了の魔術礼装。あなたたちは魅了の魔術にかかっていたのよ。」
久「そうなの!?」
おそらく下級生がなんともなかったのはこの魔術が効きにくかったからだろう。もちろん、
くノ一教室の子達も。
「えーと、これは限定機能ね」
久「何それ?」
「これ自体が高度な魔術理論を帯び、魔術師の魔力を動力点として起動して定められた神秘を実行するの。礼装っていうのは御伽噺に出てくる「魔法使いの杖」に相当するのよ。」
尾「へー・・・」
香箱全てを袋の中に入れるとみんなを中に入れた。
浜「あとは燃やしていいか?」
「うん、いいよ。それと布団も干そう。今日晴れていてよかった。」
18人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みこち(プロフ) - 初めまして。天女小説大好きです。私も小説書いています。今は犬夜叉と兵庫水軍のクロスオーバー書いています。更新お待ちしてます (2021年8月17日 11時) (レス) id: e0b3c2b120 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ましろ | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年3月9日 23時