エンドレス鬼ごっこ ページ32
次の日
「ふああー。眠いなぁ。」
最近夜活動してるせいか起きるのが遅くなってしまった。
いつものように髪を整え制服を着、食堂へ向かう。
浜「あ、おはよう!」
「うん、おはよう。」
ロ「Aちゃん。」
「あ、ロビンさん、不破先輩、久作くん!」
ロ「ねぇ、Aちゃん。天女たちが通ってた学校の資料がなぜか図書室にあったんだけど。興味あると思わない?」
天女たちが通ってる学校の資料?
ロ「天女たちが通ってる学校は全部共通なのよ。そしてその学校では毎回不可解なことが起こるらしいの。」
伏「例えば?」
ロ「天女がいるクラスの中の1人が必ず死んでいる、あるいは登校拒否。それが9年間ずっと。」
いじめかなんかだろうか。
ロ「その亡くなった9人の死因や登校拒否のほとんどの原因がいじめ。でも1人だけ違う子がいるの。」
浜「交通事故とか?」
ロ「その通り、交通事故よ。その子は毎日鬼ごっこの練習をしていたんですって。」
「鬼ごっこ?」
ふっと頭をよぎった1つの記憶。
確か雪乃が言ってたなぁ。
雪昔「あのね。私昨日怖い夢見たの。女の子の幽霊が追いかけてきてタッチされる前に目が覚めたの!」
その話が話題となりいつしか人々はこう噂するようになった。
「エンドレス鬼ごっこ。」
伏「なんですか、それ?」
「小学校の時私のクラスの子じゃないかしら?確か名前は佐々木のりこ。」
ロ「ええ。」
「足の遅い子だったわ。雪乃たちがあの子を鬼にしていつまでも捕まえられないから皆からのろこって呼ばれてたわ。」
ロ「じゃあ次退治する怪異は決まったわね。」
「ええ!次はエンドレス鬼ごっこの調査よ!」
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ましろ(プロフ) - MIYUさん» ありがとうございます! (2016年11月5日 6時) (レス) id: 8e94e77fd5 (このIDを非表示/違反報告)
MIYU(プロフ) - 2章を楽しみにしていました!頑張ってください! (2016年11月5日 6時) (レス) id: 83531441a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましろ | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2016年11月4日 18時