手伝うのがお仕事です！２ (ページ6)

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リビングのドアを開けると「豆ちゃんもう帰って来たん？」と鶴房さんが振り向いて、それから私と目が合えば「……え？ちょ！？えっ！？」と動揺している鶴房さんにつられて、一斉にみんなの視線はこちらに向く

10人見事に豆鉄砲を食らっていた

そのタイミングで「ご迷惑おかけてしてすみませんでした」と震えそうになる声を抑えて頭を下げた

なんて言われるかわからない

怒られるかもしれないし、もういらないと言われればそれまでだ

蓮「おかえり。待っとったよ」

景「は～まじか…よかった。おかえりAちゃん」

『ありがとうございます…』

全てを知る佐藤さんと川尻さんが、豆原さんに続き、優しい言葉をくれた

奨「戻ってきてくれてありがとう」

拓「おかえり」

祥「会いたかったぁ」

純「もぉ～ほんまにめちゃくちゃ心配してんからな！」

碧「待ってましたよ」

翔「やったぁ～！！Aちゃんが戻って来てくれた！！！」

汐「ほんまになにしてんねん。バカ、アホ、ボケ。でも……戻ってきたから許す」

瑠「泣くなって汐恩」

汐「はぁ！？泣いてへんし」

瑠「まあ泣いてる汐恩は置いといて……Aちゃん、俺たちの前からもういなくならないでね」

泣いてる人、優しく迎えてくれる人、ちょっと怒ってる人

でもみんな口を揃えて“おかえり”と言ってくれた

『みなさん。本当にすみませんでした。前よりも頑張って働くので、改めてよろしくお願いします』

翔「じゃあ早速お願いしてもいいですか？」

『はい！何でも言ってください！』

翔「Aちゃんが作ったご飯食べたいです！」

豆「あーそういえば、さっきご飯買いに行こうとしてたんすよ」

『そうだったんですか。作ります。作らせてください！』

結局は皆と少ししか離れてないのに、この感じが懐かしくて心地いい