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家事全般を終わらせてから私はあるメンバーの部屋へと向かう


ドアをノックすると「ん、入ってええよー」と脱力感のある返事が中から聞こえた





汐「遅かったなぁ。あと1分で始まるっすよ」

『ギリセーフです。いろいろやってたら遅くなりました』

汐「言うてくれたら手伝うのに」

『そんなそんな。鶴房さんまで遅れるとこでしたよ』

汐「なんで俺手伝うのにはよ終わらんねん」





俺使えんやつ過ぎへん?と口を大きく開けて豪快にあっはっはと笑っていた



言われてみればたしかに

アホだなぁ私





『今日で最後ですね』

汐「もう3ヶ月経ったってこと?早いなぁ」









今期アニメは殆ど見るものがないと鶴房さんに話したら「俺もっす。じゃあそのアニメ一緒見よ」


と言われたのが3ヶ月ほど前

そして最終回放送日の今日に至る




それ即ち鶴房さんとのアニメ鑑賞会が最後になるということで




鑑賞スタイルは決まって、映し出される大きなプロジェクターにポップコーン片手にソファという名のベッドに座る


2時間映画を観るかのような万全体制たが、我々は毎度30分の為にこの最高の空間を作り上げている





『今日は最終回なので、キャラメルとバター醤油作ってみました』

汐「えっ、めっちゃ最高やん!てかポップコーンって作れるんや!」

『今日は作ってみました。鶴房さんのお口に合うと嬉しいですが…』





ポップコーンを受け取り、まずはバター醤油、次にキャラメルを食べる鶴房さん


一応味見はしたけど、しょっぱ過ぎないかな?甘過ぎないかな?





汐「冗談抜きで今まで食ってきた中で1番美味いっす。まじで」

『ほんとですか?よかったです』

汐「食ってみてくださいよ」





キャラメル味のポップコーンを当たり前のように口に近づけるもんだから、私も当たり前の様に口を開いた




…まって、冷静に考えたらアーンされてるじゃん



もう断れないとこまで鶴房さんの手は届いており、断ることは出来ずポップコーンを口の中に入れた



なんか恥ずかしい…


そう思っているのは私だけらしく、鶴房さんはポップコーンを次々に口へと運んでいた




そんな食べたらアニメ観る時なくなっちゃうよ…

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ニアちゃん(プロフ) - 匿名ボーイさん» とても嬉しいコメントありがとうございます!まだまだ続きますので更新を楽しみにして頂けると幸いです♡‬ (8月22日 18時) (レス) id: 3974967ea4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ボーイ - コメント失礼します!とっても面白いです!いつも楽しみにさせて頂いています!ありがとうございます! (8月22日 10時) (レス) @page32 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニアちゃん | 作成日時:2023年7月17日 7時

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