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佐藤さんと河野さんに気を遣わせてしまったなぁ、と会場に向かいながら考えたり
『お休みだったんですよね？付き合わせてしまってすみません』
景「この間浴衣着た時祭り行きてーって思ったから全然いいよ」
純「言うてたもんな」
『ありがとうございます。焼きそばでも焼きとうもろこしでも好きな物食べてください！』
景「まじ？Aちゃんの奢り？」
『はい！お腹いっぱい食べてください』
純「そんなんええのに」
景「やったー！食べまくろ！」
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昔よりも屋台の数は多く、思っていたよりも賑わっていた
それでも規模は小さいけど、今年は何年ぶりかの花火も上がるらしい
『もう！佐藤さん！』
景「ここは俺が払うわ」
『“ここは”じゃなくて“ここも”ですよね！ずっと払ってくれてますよね！？』
景「もーそんな怒んないでよ。いいじゃん細かいことは。可愛い顔が台無しだよ？」
と私の顔を覗き込んで、頭にポンと手を置く佐藤さん
たこ焼きを食べて、りんご飴を食べて、焼きとうもろこしを食べたけど、その全てを佐藤さんと河野さんが出してくれた
あーあ、これじゃ本末転倒だよ
張り切ってお金下ろしてきたのに
景「ねぇ、皆でお面付けようよ」
純「ええな」
景「俺ひょっとこにしよっかなー」
純「うわ景瑚っぽいわ。えー俺なんにしよ。Aちゃんは何にする？」
『私はこれですかねぇ』
と聞かれ、当たり障りのないキャラクターもののお面を指さした
というか佐藤さんが、ひょっとこなのなんかわかるなぁ
「ねえねえAちゃん見て」と肩を叩かれて振り向けば、全力でひょっとこのお面に顔を似せる佐藤さん
不意打ち過ぎる変顔に笑っていると「似てるっしょ」と満足そうに笑っていた
本当にこの人は油断してたらすぐ笑わせてくるなぁ
私はキャラクターもののお面、佐藤さんはひょっとこのお面、河野さんは狐のお面を選び頭につけた
景「最悪誰かにバレそうになったらこのお面でしのげるくね？」
純喜「天才やん」
あぁそっか
2人は芸能人だからバレるっていう可能性もあるのか
そんなこと全然考えてなかった
2人の会話を聞いたとき、なんだか悲しくなって、胸の奥をチクチクと針で刺されたような感覚を覚えた
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ニアちゃん(プロフ) - 匿名ボーイさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！まだまだ続きますので更新を楽しみにして頂けると幸いです♡ (8月22日 18時) (
レス) id: 3974967ea4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ボーイ - コメント失礼します！とっても面白いです！いつも楽しみにさせて頂いています！ありがとうございます！ (8月22日 10時) (レス) @page32 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニアちゃん
| 作成日時：2023年7月17日 7時
