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あれから結構な月日が経ったが、河野さんが完成した曲を聞かせてくれることはなかった
そんなとある日の朝
いつものように與那城さんが入れたコーヒーを飲んでいる河野さんに思い切って聞いてみた
『あの、河野さん。前言ってた作詞されてた曲ってまだ発売されてないんですか？』と聞けばその瞬間むせ返っていた
純「あぁ、あれな。あれな…」
奨「え？まだ聞かせてないの？」
純「まぁ…」
『もう出てるんですか？』
純「おん。……タッチって曲名やで」
『ありがとうございます。聞いてみます』
純「あーちょ待って！せめて後で聞いて！」
スマホで曲名を調べて今この場で聞こうとする私を必死で止めてる河野さん
今聞いたらまずいことでもあるんだろうか
とりあえず後で聞くことにした
『ラブソングですか？』
純「まあ一応…」
奨「これね、純喜がAちゃんのこと…」
純「ちょ！アカンて！何言うてるんすか！」
奨「あはは、ごめんごめん。秘密ね。この曲純喜が“誰か”のことを思って書いた歌詞なんだって〜」
『へぇ羨ましいですね、その人は。河野さんに想われて歌詞を書いてもらって』
奨「だよね」
「あーも！奨くん！ほら仕事行きましょ！」と飲みかけのコーヒーをテーブルに置いて、強引に與那城さんの腕を引っ張っていた
あんなに焦ってる河野さん珍しいな
空になってるコーヒーカップと3口分ほど残っているコーヒーカップは後で洗うとして…
さっき教えてもらった曲を聞くことにした
JO1 touchと検索すればすぐに出てきたこの曲は、KIZUNAというアルバムに入っているものらしい
すごく可愛い歌詞にオシャレなメロディがマッチしていて、甘酸っぱくてキュンとして初心な気持ちになれる、そんな可愛い曲
河野さんが誰かを好きになったらこんな気持ちになるんだろうなぁ、きっと
河野さんは誰を思って書いたんだろう
いつか今よりももう少し、距離が近くなったら聞いてみようかな
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ニアちゃん(プロフ) - 匿名ボーイさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！まだまだ続きますので更新を楽しみにして頂けると幸いです♡ (8月22日 18時) (
レス) id: 3974967ea4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ボーイ - コメント失礼します！とっても面白いです！いつも楽しみにさせて頂いています！ありがとうございます！ (8月22日 10時) (レス) @page32 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニアちゃん
| 作成日時：2023年7月17日 7時
