. ページ21
.
純「ご馳走様でした！ほんまに美味しかった。ありがとうな」
『よかったです』
鶴房さんの言った通りそんなに心配することでもなさそう
そう思うほどあっという間に食べ終わった河野さんはいつも通りだった
ご飯を食べている間は最近の仕事の話やメンバーのこと色々話してくれたけど、結局私が部屋に招かれた理由はよくわからない
純「なんかAちゃんの作ったご飯食べてAちゃんと話してたら元気でたわ」
『いつでもご飯作るしお話も聞きます』
純「頼りになるなぁ。ありがとぉ」
河野のさんの言葉はいつも真っ直ぐで、河野さんの笑った顔を見ると自然と私も笑顔になれる
だけど真っ直ぐ過ぎる言葉は時に少しだけくすぐったい
純「……かわいいなAちゃんって」
『え？』
純「え？あ、いやなんもない。ごめん気にせんとって」
少しだけ焦った様子の河野さん
そういわれましても…気になります
気になり過ぎます
純「あ、きたかも」
『何がですか？』
純「歌詞！最近納得いくの書けんくて悩んでてん」
『歌詞…ですか』
そう言って河野さんはスマホに文字を打っていた
最近の河野さんが元気がないように見えていたこと、仕事のことで悩んでいると鶴房さんが言っていたこと、今全て合点がいった
.
しばらくスマホとにらめっこしていた河野さんは突然「終わったー！」と言いスマホを机の上に置いた
『お疲れ様です』
純「ありがとう。Aちゃんのお陰やで」
『私ですか？』
純「うん。Aちゃんと話してたら自然と浮かんだんよなぁ」
『なんだかお力添え出来てたようで嬉しいです。完成したらぜひ聞かせてくださいね』
私がそういうと、河野さんはしばらく考え「んー……完成したらな？」と意味ありげな返事をした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 682人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ニアちゃん(プロフ) - 匿名ボーイさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！まだまだ続きますので更新を楽しみにして頂けると幸いです♡ (8月22日 18時) (
レス) id: 3974967ea4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ボーイ - コメント失礼します！とっても面白いです！いつも楽しみにさせて頂いています！ありがとうございます！ (8月22日 10時) (レス) @page32 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ニアちゃん
| 作成日時：2023年7月17日 7時
