手伝うのがお仕事です！

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アイドルの朝は早い
というか生活が不規則だ


帰宅が早い日もあれば、ほぼ朝帰りのときもある


白岩さんはほぼ毎週水曜日は帰りが遅い

ラジオのお仕事なんだとか



大変だなぁなんて月並みの感想しか出ないけど、皆が少しでも住みやすいようにサポート頑張らなきゃ






今日はメンバー全員がそれぞれの仕事場へと朝早くから向かった為、寮には誰もいない


いなかったらいなかったで、少し物足りないなぁと思ってしまうくらいには、この生活にだいぶ慣れたのだろう




お昼ご飯は作らなくていいから、午前中に掃除と洗濯終わらせようかな


メンバーの部屋を順番に掃除していくのだが、自分でするから大丈夫という理由で白岩さんの部屋には1度も入ったことがない






よし！まずは佐藤さんの部屋から掃除するか！


掃除機片手に一応失礼しますと言ってから入り、掃除機をコンセントに繋げる


1部屋ずつコンセントに繋げないといけないのが、地味に面倒くさい作業なんだよなぁと思いながら電源をONにした





ホコリが溜まりやすいベッドの下も抜かりなく

ベッドと同じ高さくらいにしゃがみ、奥までノズルが届くように掃除機を右へ左へと動かす




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『ぎゃーー！！！！』

景「あははっ大成功ー！おはよAちゃん」

『おはようございます…。な、なにしてるんですか…』





ベッドの下に入れていた掃除機を取り出して立ち上がろうとしたとき、布団に隠れてベッドにいた佐藤さんが私のことを静かに見ていた




誰もいないと思ってたから超油断してた

てか、よかった〜…変な歌とか歌ってなくて





景「掃除してるAちゃんのこと見てた」

『いつからですか？というか佐藤さんがいるって知ってたら掃除機かけなかったのに。ごめんなさい』

景「大丈夫だよ。入る前から起きてたから」

『ならいいですけど…あれ？今日お仕事じゃないんですか？』

景「マネージャーが調整して休みにしてくれた」

『そうですか、ゆっくり出来るといいですね。あと少しで終わるのでもう少し待っててください』

景「いつもありがとね」

『いえ仕事ですから』

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