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『こんな感じで折っていくんですけど』
瑠「こう？」
『いや違います、もう少し浅めに折るというか…』
瑠「むずー！」
説明が下手くそな私のせいで一向に上達する気配すら感じられない白岩さんの餃子
お母さんが包んでるの見て覚えたから説明するのが難しい
瑠「こうじゃね？」
『んーちょっと違います。こうです』
あと少しってところで絶妙に違うからもどかしくてつい、餃子を持っている白岩さんの手に自分の手を覆い被せて誘導した
あ…やばい触ってしまった
咄嗟のこととはいえ触るのはよくない
多分なんとなく、相手はアイドルだし
『あっ、すみません…』
瑠「なにが？」
『いやその』
瑠「早く教えてよ、さっきみたいに」
意地悪に口角を上げた白岩さんは私がなぜ謝ったのかきっと理解している
そんな顔をしている
『あと少しで出来そうですよ』
瑠「えーわかんないなぁ」
わざとっぽくあざとくそんなことを言う白岩さん
絶対わかってる、既にマスターしてる
そんな顔をしている
「白岩さんなら出来ます、やれば出来ます。頑張ってください」と私が言えば「Aさんって顔に似合わず意外と体育会系の根性論タイプ？」と笑っていた
私ってどんな顔してるんだろう
白岩さんから見た私ってどんな感じなんだろう
瑠「待ってきた、こうじゃね？」
『お！そうです！それです！』
瑠「っしゃ！」
自分の顔を事細かに思い出しながら眉をひそめている間に、白岩さんは最初よりはマシなクオリティの餃子を完成させていた
ほらやっぱり出来るんじゃん…
悪い人だなぁ白岩さんは
瑠「また料理教えてね」
『私でよければぜひ…！』
奨「俺が教えようか？」
瑠「いや大丈夫っす。俺はAさんに教えて貰いたいんで」
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蓮「瑠姫なんかズルくない？俺も下手くそに餃子包んどけばよかった」
奨「俺も少し思ってた」
私が白岩さんにレクチャーしてる間、こんな会話が繰り広げられていたことを私は知る由もない
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ニアちゃん(プロフ) - 匿名ボーイさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！まだまだ続きますので更新を楽しみにして頂けると幸いです♡ (8月22日 18時) (
レス) id: 3974967ea4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ボーイ - コメント失礼します！とっても面白いです！いつも楽しみにさせて頂いています！ありがとうございます！ (8月22日 10時) (レス) @page32 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニアちゃん
| 作成日時：2023年7月17日 7時
