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『11人分となるとかなりの量ですね』
祥「せやな、Aちゃんだけやった大変なことなってたで」
『そうかもです…ありがとうございます大平さん』
祥「ええよ〜じゃ帰ろっか」
重い荷物は大平さんが持ってくれて、軽い荷物は私が持った
大平さんってほわほわしてて、はんなりしてて、なんだか天使みたい
そんなことを考えていると
「ごめん、ここ寄ってもええ？」と大平さんが立ち止まり指をさしたのはフラワーショップ
色鮮やかなお花で囲まれた店内は、その場にいるだけで心が浄化された気分になれる
『お花飾ったりするんですか？』
祥「うん。部屋に置いてたらなんか落ち着くんよなぁ」
『いいですね、私も真似してみます。大平さんのおすすめのお花ありますか？』
祥「んー…これかなぁ」
私とお花を交互に見ながら大平さんが手に取ったのは、ピンク色の“ラナンキュラス”というお花らしい
名前を知らなければ私はきっと薔薇と勘違いしていただろう
薔薇よりも少しポテっとしている可愛らしいお花
『すごく可愛いです！』
祥「せやろ？じゃあこれことこれお願いします」
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祥「はい、これ部屋に飾ってな？」
『いいんですか？ありがとうございます…！嬉しいです…！』
祥「ふふ、そんな喜んでくれるん？俺まで嬉しいわ」
って本当に嬉しそうに優しく微笑む大平さんはやっぱり天使だ
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その後何となく調べたラナンキュラスの花言葉は“とても魅力的”
この花をくれた深い意味なんてないんだろうけど、大平さんが選んでくれたお花だから大事にしたいなぁ
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翔「お、今日花買ってきたんだ」
祥「おん可愛い花あったから。これとあと別の花買ってきてん」
汐「祥生の分しかないやん」
祥「Aちゃんにあげた」
碧「女の子に花あげるとかロマンチック過ぎひん？何の花あげたん？」
祥「言うても知らんよ。ラナンキュラスってやつ」
俺が花の名前を教えれば「え？なに？ラナン…なに？」と3人はスマホ片手にハテナを浮かべていた
碧「祥生この花言葉知ってるん！？」
祥「うん」
翔「それでこの花あげるとか！隅に置けないやつ！」
祥「多分Aちゃんこの花言葉知らへんよ」
汐「調べとるかもしれんやん？」
祥「まあ知った時はそん時ってことで」
むしろ伝わればいいなと思ってあげたし
翔・碧・汐「うわーー！先越された！」
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ニアちゃん(プロフ) - 匿名ボーイさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！まだまだ続きますので更新を楽しみにして頂けると幸いです♡ (8月22日 18時) (
レス) id: 3974967ea4 (このIDを非表示/違反報告)
匿名ボーイ - コメント失礼します！とっても面白いです！いつも楽しみにさせて頂いています！ありがとうございます！ (8月22日 10時) (レス) @page32 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニアちゃん
| 作成日時：2023年7月17日 7時
