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拓実先輩とご飯を食べてお話ができていた火曜日
いつもみたいに先輩の隣でご飯を食べようと思ったのに、拓実先輩の隣には女子生徒の姿
残念なことに文化祭マジックは消えることなく、拓実先輩はあれから毎日ワーキャーと女子に囲まれている
別に一緒に食べようねって約束してた訳でもないし、私が拓実先輩の彼女でもないから独占する権利なんてないんけど
むしゃくしゃした気持ちのまま食堂の隅でご飯を頬張っていると、ポケットに入れていたスマホが震えた
最近学食食べてへんの？
食べてますよ
今日は？
食べてます。端っこで
私がメッセージを送信したら、先輩はキョロキョロ辺りを見渡していた
バチッと目が合えば、笑うこともなくアイコンタクトを取るわけでもなく、何事も無かったかのように目を逸らした
え？無視？
そう思っていたら机に置いていたスマホが再び震えた
拓実旧校舎の屋上集合で
Aえ?今ですか?
拓実今
Aすぐ行きます!
屋上って言われたけど、開いてるのかな…
食べかけのご飯を片手に旧校舎へと向かえば、屋上のドアはなぜか開いていた
『お、きたきた』
｢拓実先輩久しぶりです｣
拓実先輩は既に屋上にいて、ご飯を食べていた
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作者名：ニアちゃん
| 作成日時：2023年2月3日 20時
