飲み会の場で ページ11
『ごめんって…こんな所で言わなくても…』
ムスッとする世人。
「俺はもっとAと居たか」
『うん…そうだね』
公の場だから、あまり変なことが言えず普通の返事で何とかこの場をやり過ごそうとしていた。
「Aは一緒におりとねえん?俺だけ?」
お酒の力でグイグイ来る世人。
志摩さん、伊吹さんに桔梗さんまでもがニヤニヤと私たちを見ている。
『そんなことないよ?一緒に居たいよ』
結構まともなことを私は言ってると思ったのに世人はさらに不機嫌になった。
「こげなこと言うん俺からばいねいつも。Aと、もっと一緒に居たかって思うとーんな俺だけなんばい。
もうよかばい」
そう言って、さっきまで私の方を向いていた顔は反対側に向いてしまう。
『え〜。そんな怒らなくても…』
伊吹「Aちゃん、ちゃんと伝えてあげないと…ねぇ?」
桔梗「そうね。必要なコミュニケーションだよ」
志摩「言葉は大事だぞ」
周りは楽しそう。
『もー。ごめんね?私も、本当は世人と一緒の時間が欲しいよ。世人だけが思ってるんじゃない。それに…』
「それに?」
さっきまでそっぽ向いてた顔を少しだけ動かしてこっちを見てくる。
『…それに私、世人と少しでも多くいたいから朝は余裕を持って家出たいけど、結構ギリギリだったりするし…あと世人が帰る時間とか考えて上手く上がれそうな時は時間見て合わせて帰ったりしてるの…だから、帰り道あったりするんだよ』
今までは、偶然を装って帰り道声をかけていたりしていた。
「A…」
こっちを見ると、パッと表情が明るくなると私の胸の下あたりに腕を回し私の胸元に顔を埋める。
『ちょっと!』
「Aばり好き…」
そう一言言い残すと満足したのかそのまま私の膝の上で寝る。
『世人?ここで寝ないでよ…』
取り残された私。
桔梗「ラブラブね」
志摩「キャラ崩壊だなこれは」
伊吹「Aちゃん、ちょー愛されてるじゃん」
『もうやめて…』
私は顔を覆った
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にる(プロフ) - てんてんさん» 初めましてコメントありがとうございます!とても嬉しい感想ありがとうございます。私も増えろと思いながら日々書いてます笑引き続き各小説よろしくお願いします! (2020年10月5日 16時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
てんてん(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。1から読ませて頂きました!とても良かったです。2人のイチャイチャが最高に可愛いです。九重くんの小説増えろ〜って念送ってます。作者さんのほかのお話も面白くて読ませて頂いてます! (2020年10月3日 0時) (レス) id: 78a3822a95 (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - momoさん» 初めましてコメントありがとうございます!確約は出来ないのですが、参考という形で受け取りさせていただきます。すみません! (2020年9月24日 12時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
momo - 初めまして、いつも楽しく作品見させてもらってます!リクエストとかは可能でしょうか?喧嘩する2人の話が見てみたいです!九重小説少なくってこれからも毎日見に来ます (2020年9月24日 9時) (レス) id: b425128aa4 (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - そらさん» 初めましてコメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2020年9月23日 12時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にる | 作成日時:2020年9月22日 14時