犬猿

25 ページ25

大きな袋を抱えて帰宅した桔梗隊長。

『あ、おかえりなさい』

桔梗｢どうしたの？ボロボロよA｣

『子供は元気ですね…歳を感じます』

桔梗｢まだまだ若いわよ。志摩は？｣

『いや、いなくなっちゃって…』

桔梗隊長は少し考えると

桔梗｢電話してみるか｣

桔梗隊長のスマホで電話をすると志摩さんがやっと出た。

伊吹さんと一緒にいるらしく今からこっちに来るらしい。

桔梗｢Aよかったらうちでご飯食べていかない？｣

『…あーごめんなさい』

ゆたか｢Aちゃん帰っちゃうの？｣

『うん、この後予定ができちゃって…』

ゆたか｢えー、みんなでご飯食べようよ｣

『ごめんね…志摩さん達来るからまた今度ね』

駄々をこねるゆたかを宥めるのが精一杯。

そんな時に現れたのは、志摩さんと伊吹さん。

志摩さんの登場にゆたかは志摩さんの元へ一直線。

伊吹｢Aちゃんやっほー｣

『伊吹さんお疲れ様です。私はこれで』

伊吹｢え、帰っちゃうの？｣

『ご飯食べる約束しちゃって九重と』

私は荷物をまとめて出る準備をする。

伊吹｢ねぇ、なんで九ちゃんと？｣

『同期なんでそれでは』

ハムちゃん達に挨拶をして桔梗隊長の家を出ると九重に連絡する。

『もしもし？どこに行けばいいの？』

｢もう終わったんですか？そしたら、自分家でもいいですか？｣

『うん、いいよ住所教えてよ』

メッセージが届き私はその住所に急いで向かった。

26→←24

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す