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伊吹｢ねぇ、九ちゃん｣
帰る支度をしていると、伊吹さんに突然と声を掛けられる。
なんだか、いつものようにふざけた様な雰囲気ではない。
｢なんですか？｣
伊吹｢本当によかったの？｣
志摩｢伊吹｣
何かを話そうとする、伊吹さんを止める志摩さん。
何となく、伊吹さんが言いたいことは想像つく。
伊吹｢Aちゃんに会ったよ昨日の夕方｣
カバンに荷物を詰めなる手が止まる。
一瞬、Aさんが今何をしているのか考えてしまったが、そんな考えは辞めて手を動かす。
｢そうですか。でも、今の自分には関係ないことです。｣
この場から逃げ出したかった。
分駐所の外に向かって歩き出す。
伊吹｢俺らのことわからなかった｣
志摩｢伊吹やめろ｣
伊吹｢ハムちゃんの後ろに隠れてた｣
陣馬｢やめてやれ。それ以上は｣
志摩さんや陣馬さんに止められているのに、話し続る伊吹さん。
伊吹｢本当に、良かったの？俺は、Aちゃんのあんな姿見てられない。Aちゃんには必要なんだよそばに居てくれる人が。それは、ハムちゃんでも、隊長でもゆたかでもないんだよ。九ちゃんじゃないの？｣
後ろから、聞こえてくる伊吹さんの声に立ち止まる。
｢…何がわかるんと｣
腹が立つ。
何も知らないで自分の気持ちにズカズカ踏み込んでくる。
伊吹｢Aちゃんの傍から離れていいのかよ！｣
志摩｢伊吹黙れ！｣
気がついたら、手に持っていたカバンをその場で離し伊吹さんの元へ向かう。
｢伊吹さんに何がわかるんと？自分ん気持ちが！適当なこと言わんでくれん！｣
伊吹さんに掴みかかろうとするのを、志摩さんと陣馬さんが間に入って止められる。
陣馬｢落ち着け！｣
誰の言葉も言葉も頭の中に残らない。
｢Aさんのそばに居る？そばに居て何になるんと？Aさんのこと守れもしぇん自分がおってAさんの為になるんと？思い出しゃんだっちゃよかことだけば思い出すだけたい！！｣
志摩｢九重やめろ！｣
伊吹さんの胸ぐらを掴み、思っていることをぶつける。
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にる(プロフ) - そらさん» こんにちは！コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年9月26日 17時) (
レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初コメです！久しぶりにこんなにトキメク作品に出会いました……胸きゅんしっぱなしです！これからも応援してます、無理せず頑張ってください(*´∀｀*) (2020年9月22日 0時) (レス) id: 3a64fd78e3 (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - stさん» コメントありがとうございます！何度も見返していただいてとても嬉しいです！今後の展開も是非お待ちいただければと思います (2020年9月10日 2時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
st(プロフ) - 面白くて何度も読み直してしまいました早く九ちゃんのこと思い出してあげてほしい (2020年9月9日 22時) (レス) id: 4b9d124ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にる | 作成日時：2020年8月26日 12時
