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菊池｢Aちゃんが来てくれてから、若いお客さん増えたんだよな｣
『そうなんですか？』
暇な時間の何気ない会話。
確かに、お昼の時間私が働き始めた時は主婦だったり、親子連れが多かったけれど、最近若いお客さんが来るようにもなった。
菊池｢さすが、看板娘だわ｣
『何言ってるんですか。ここのパンが美味しいからですよ！』
菊池｢美人で、いい子で彼氏さんも幸せもんだなー｣
そんな話をした日の夕方。
私は、いつもの時間に上がりパン屋を出ると
｢こんばんは｣
『あ、こんばんは…』
最近よく来る、お客さんに挨拶をされた。
特に親しい訳でもないが、毎日沢山パンを買ってくれるから印象が残っている。
｢もう、終わりの時間なんですか？｣
『そうなんです。これから、買い物があるので』
私は、軽く頭を下げてそのまま近くのスーパーへ。
なんであんな所に居たんだろう。
そんな違和感を感じながら、買い物へ向かった。
それから、あのお客さんによく声をかけられるようになった。
ちょっとした会社の愚痴、好きな物について、最近あったこと。
私も、パンを詰めている間店員とてする会話をする。
『お待たせしました。いつもありがとうございます！』
袋の取っ手の両脇を持ち取りやすいように袋を渡す。
すると、私の手に触れてくる。
なんだか、ゾクッとした。
｢ごめんね｣
『…いえ』
今は薄れていたあの時の記憶が蘇る。
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にる(プロフ) - そらさん» こんにちは！コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年9月26日 17時) (
レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 初コメです！久しぶりにこんなにトキメク作品に出会いました……胸きゅんしっぱなしです！これからも応援してます、無理せず頑張ってください(*´∀｀*) (2020年9月22日 0時) (レス) id: 3a64fd78e3 (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - stさん» コメントありがとうございます！何度も見返していただいてとても嬉しいです！今後の展開も是非お待ちいただければと思います (2020年9月10日 2時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
st(プロフ) - 面白くて何度も読み直してしまいました早く九ちゃんのこと思い出してあげてほしい (2020年9月9日 22時) (レス) id: 4b9d124ab4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にる | 作成日時：2020年8月26日 12時
