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有山｢まぁ、どうせ結婚しててもその歳で結婚するってことはたいした男じゃないんでしょ？｣
『…どういうことですか？』
有山｢ほら、高橋さん22とかで結婚したって言うじゃん。対して収入もない男と恋愛の延長で結婚した感じじゃない？若気の至りってやつ？｣
隣で笑いながら話す有山さんに正直ムカつき始めていた。
私のことを、どうこう言われるのは耐えられるけれど健史の事も知らないで適当な事を言われるのがムカつくが、ぐっとそのイラつく気持ちを抑える。
アキ｢さっきから聞いてれば…｣
『いいよ、アキちゃん』
有山｢なにもしかして図星？どうせ冴えない男なんでしょ？可哀想…私はもっといい男今見定めてるから｣
アキちゃんを抑えているはずなのに、私の中でプチンと何かが切れる音がした。
『有山さん、私の事は別に構わないけど旦那のことを』
静かに、口を開き有山さんに意見を言おうとした時。
｢Aさん！｣
私の名前を呼ぶ声の方を見ると、マスクを着けた健史が遠くの方から走ってきた。
今の状況に、少しだけ理解がするのに遅れると私の目の前まで健史が来てしまった。
『え、なんでいるの？』
｢撮影が近くでやってたからAさん休憩かなって思って、連絡したんだけど返事が無くってフラフラしてたら、Aさん見つけたんだ｣
無邪気に笑う健史の笑顔に、さっきまでのイラつきはどこかへ行ってしまった。
｢あ、こんにちは｣
アキ｢こんにちは｣
アキちゃんに挨拶する健史。
次に有山さんの方を見ると、有山さんはポカンとしていた。
｢あ、はじめまして。妻がいつもお世話になってます｣
律儀に挨拶する健史と、あまりに驚いてポカンとしている有山さんがいて面白くて笑いそうになる。
『時間大丈夫なの？』
｢うん。結構空きがあるんだよね。Aさんは？｣
『あと20分くらいかな』
｢そしたらもう少しいてもいい？｣
『うん』
チラリと、有山さんの方を見ると目が合う。
有山｢私は、休憩終わる前に行くところあるから！｣
慌てて荷物を持ってどこかへ行ってしまった。
アキちゃんと目が合うと思わず吹き出す。
アキ｢あースッキリした。なにあの慌てっぷり。面白すぎ｣
『なんか。スッキリしたー。正直健史が居なかったら殴ってた』
｢なんか、よく分からないけどAさんの役に立てて良かった｣
『ありがとう』
今の爽快感がすごくて、あとの面倒事なんて考えていなかったが、どうにでもなると思っていた。
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黎奈 - にるさん» リクエスト受けていただきありがとうございます！めっちゃ良くてキュンキュンして最高です涙。これからも応援してます！ (2021年1月17日 18時) (
レス) id: 88d3ba564b (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - 黎奈さん» リクエストありがとうございます！嫉妬する岡田くんかしこまりました！リクエスト完成するまで少しお待ちください (2021年1月16日 16時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
黎奈 - リクエスト失礼します。嫉妬する岡田くんの夢お願いします (2021年1月16日 15時) (レス) id: 88d3ba564b (このIDを非表示/違反報告)
しょぼん - リクエストありがとうございます！ 2人の話を話が聞けて楽しかったです。 これからも、岡田くんとの小説楽しみなしてます。また、たまーに質問小説やってくださると嬉しいです笑 (2021年1月9日 11時) (レス) id: 6bfc26cea5 (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - しょぼんさん» リクエストありがとうございます！少しお時間いただくかもしれませんがよろしくお願いします！ (2021年1月7日 16時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にる | 作成日時：2021年1月4日 2時
