赤 ページ5
この生活を初めて数カ月。
そこ前までは、何不自由なく生活をしていた。
外に出て、学校に通い、家に帰ればご飯があり、暖かいお風呂もあって、娯楽もあった。
けれど、圧倒的に私に足りなかったものがある。
愛
愛情なんてものはなく、なんのために生きているのか不明だった。
誰とも会話の内容家の中。
聞こえてくるのは、妹弟達と両親の笑い声。
私は、なんでここにいるのだろうか。
学校でも、暗かった私はいつしかいじめられるようになった。
心無い言葉に暴力を受ける日々。
誰も私のことを必要としていないと思ったとき
｢死ぬんだったら、俺にください｣
突然声をかけられて振り返る。
『え…』
｢いらないんでしょ？だったらその体も命も全てください｣
とても変なことを言う人だった。
でも、どうせ捨てる予定だったものなんだから誰にあげてもいい。
『…どうぞ。差し上げます』
これが世人さんにあった日
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にる(プロフ) - デコさん» コメントありがとうございます！双子の個別でできるように頑張ってみます！嬉しいコメント沢山本当にありがとうございます！こちらこそよろしくお願いします！ (2020年9月27日 22時) (
レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
デコ - 初めまして！どの作品もとっても気になるのですが、成川の双子のお話が個人的にめちゃくちゃ好きです！ぜひ個別連載お願いできればと思います。にるさんの作品が大好きで想像力？がすごすぎて感動してます。これからも、九重くんをよろしくお願いします (2020年9月27日 20時) (レス) id: b425128aa4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にる | 作成日時：2020年9月25日 9時
