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家の前まで送り届けてもらうことになった。
車の中は、重い空気が流れ私は生徒手帳の裏にしまっている岳との写真を見つめる。
『私は…私は岳達がしていたことを知ってました。…知ってて何も言わずに見過ごしてました…私は…』
｢あなたは…Aさんは罪には問われません。今回は｣
『…そうなんですね』
今までずっと悔いていた。
あの時止めてれば、こんなことにはならなかったのに。
私は、悪い事だと知ってて見過ごした。
もしかしたら、実際にやっていた岳達よりも罪が重いのかもしれない。
陣馬｢…その顔の傷はどうしたんですか？｣
『え？』
窓ガラスに写る自分の顔を見ると擦り傷が着いている。
『…転んで』
学校で、できた傷だろう。
陣馬｢成川岳がやった事は確かに偽計業務妨害だ。だがAさんが受けてるそれも列記とした犯罪だぞ｣
『…そうなんですね。でも、これが私の罰だからいいんです…目を瞑った罰…』
気がつくと、家の前に車が止まっていた。
『母、呼んできます…』
陣馬｢いや、今日はいい。それより、自分を大切にしろよ｣
『…ありがとうございます』
私は、刑事さん達に頭を下げて真っ暗になっている家に帰ってきた。
娘がいないのに寝静まる家。
だって私は空気だから。
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にる(プロフ) - デコさん» コメントありがとうございます！双子の個別でできるように頑張ってみます！嬉しいコメント沢山本当にありがとうございます！こちらこそよろしくお願いします！ (2020年9月27日 22時) (
レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
デコ - 初めまして！どの作品もとっても気になるのですが、成川の双子のお話が個人的にめちゃくちゃ好きです！ぜひ個別連載お願いできればと思います。にるさんの作品が大好きで想像力？がすごすぎて感動してます。これからも、九重くんをよろしくお願いします (2020年9月27日 20時) (レス) id: b425128aa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にる | 作成日時：2020年9月25日 9時
