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シャワーを浴びスッキリとし朝食を食べ進める。
「別にAの母さんから何も聞いてないよ」
私の心が読めるのだろうかと思ってしまう。
「ただ、連絡先だけ受け取っただけ」
『本当に?』
「本当。だから安心しろ」
『うん…』
静まり返る部屋の中。
「あのサンダル誰の?」
『あ、あれは、親切な人が貸してくれたの…』
次会った時に小田島くんに返さなさいと。
小田島くんは無事に帰れたのかなと、ふと心配になる。
「男だよな?あれ」
『うん、なんでわかったの』
「サイズ全然合ってないから。」
『…そうだよね。金曜日に会う約束したからその時返してくる』
「…」
轟くんは、そのまま無言に。
『轟くん?』
「いや。別に、一緒に行こうか?」
『ううん、大丈夫。変な人じゃなさそうだし』
「…そっか。気をつけろよ」
『?うん』
轟くんの言う気をつけろとはなんのことか分からないまま返事をしてしまった。
「何に気をつけるかわかってないだろ?」
『え、うん。何に気をつけるの?』
轟くんはエスパーだ。
口に出してないはずなのに私が考えてることがお見通し。
「男はなんだかんだで、どこかに下心あんだよ。そいつがどんなやつか知らないけど、なんかあったら逃げろよ」
『わかった』
「…悪い。Aを助けてくれたやつなのに変なこと言ったわ」
『全然、心配してくれてありがとう。』
なんだか、いつもの轟くんとは違う気がした。
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愛菜(プロフ) - にるさん» こんばんは!こちらこそお話を考えて下さってありがとうございます!!2人とも魅力たっぷり過ぎて選べないですよね↑↑最後は2パターンあったら泣いて喜びます(笑) (2020年9月7日 21時) (レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - 愛菜さん» 最近こちら更新できていないにもかかわらずコメントありがとうございます!私もどちらも好きなので落ち悩み中なところなんですよね笑 (2020年9月7日 12時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます!お話読ませて頂きました。高低では轟くん有剣くんが好きなので2人共出ていて嬉しい限りです!!!轟くんと結ばれるのか2人共に愛されるの捨てがたい(笑) (2020年9月6日 7時) (レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にる | 作成日時:2020年8月16日 17時