17 ページ17
会話がないまま、コンビニのお弁当を食べ進める。
響くのは、テレビから流れる音のみ。
「この傷は喧嘩で負けた傷だから気にするな」
『え?』
「知りたいんだろ?別に隠すことじゃないし。」
突然と話された言葉に頭が追いつかない。
轟くんが喧嘩?
確かに、初めて会った時助けてくれた時あいつを殴ってた。
「俺が通ってるのは鬼邪高の全日。そこでテッペンとる為に、定時の頭とタイマン張って負けてこのザマ。」
鬼邪高って、全然いい噂を聞かないあの鬼邪高なのか。
私ですら、色々やばいと知っている。
そんなところの、人と喧嘩なんか想像がつかない。
「引いた?」
『うーん。轟くんが望んで行ってるんだったらいいんじゃないかな…私にはよくわからないけど。あんまり怪我しないのが1番だと思うけど』
「ふっ、怪我の心配か」
『当たり前じゃん!』
「いや、普通だったらこんなのと一緒にいたくないって思うのが普通じゃないか?」
言われてみればそうかもしれない。
『でも、私がどうのこうの言える立場じゃないし、やりたいことがあるならやった方がいいんじゃないかな?お互い合意の上なら』
「変なやつ」
『轟くんもね。普通は、見知らぬ人間家に上げて住まわせないから』
少しだけ、少しだけ轟くんのことを知ることができた。
その喜びが心を埋め尽くす。
123人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛菜(プロフ) - にるさん» こんばんは!こちらこそお話を考えて下さってありがとうございます!!2人とも魅力たっぷり過ぎて選べないですよね↑↑最後は2パターンあったら泣いて喜びます(笑) (2020年9月7日 21時) (レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
にる(プロフ) - 愛菜さん» 最近こちら更新できていないにもかかわらずコメントありがとうございます!私もどちらも好きなので落ち悩み中なところなんですよね笑 (2020年9月7日 12時) (レス) id: 6400c0deab (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - おはようございます!お話読ませて頂きました。高低では轟くん有剣くんが好きなので2人共出ていて嬉しい限りです!!!轟くんと結ばれるのか2人共に愛されるの捨てがたい(笑) (2020年9月6日 7時) (レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にる | 作成日時:2020年8月16日 17時