432.過保護 ページ35
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「お姫さまが一番狙われる立場だし、ナナがお姫さま役だと不利だと思うんですよね。すぐ吹っ飛ばされちゃう気がして……。だからやっぱり、ここはジウン兄さんの方が良いと思います」
(ハンビン……！ ナイス……！！)
てっきりハンビンも「ナナがお姫さまでいいんじゃないかな、似合いそうだし」なんて賛成すると思っていたからびっくりしたし、流石にすぐぶっ飛ばされるは失礼では？とちょっと思ったけれど、そこら辺は目を瞑ってハンビンに感謝をする。
ハンビンの言葉にジウン兄さんは一瞬意外そうな顔をしたけれど、すぐに「分かったよ」と言った。何故かにんまり嬉しそうな顔をして。
「ハンビンが言うなら、ね。確かにナナだと勝負にならなそうだしね。他のチームもゴツい練習生ばっかりだと思うし、俺がお姫さまやるよ」
「あ……ありがとうございます。ジウン兄さん、お姫さま役よろしくお願いします」
「はいはい。それにしても、ハンビンって過保護だね」
「……過保護？ 今回は過保護というよりは戦略というか、勝負に勝ちたいだけなんじゃないですか？ 景品欲しいもんね？ ね？ ハンビン」
確かにハンビンは過保護というか、優しすぎるけれど、今回は関係ない気がする。勝負に勝ちたい以外でハンビンが私のお姫さま役を止める理由が無いし。
そう思いながらハンビンの顔を見ると、ハンビンは「ええっと……」としどろもどろになって。
「……うん。勝ちたい、よね。景品豪華らしいし……」
「ほら。変なこと言わないでくださいよ」
「そ……そうですよ……」
「ごめんごめん」
謝りながらも全く反省していないのか、変わらずにんまりしているジウン兄さん。
「あ。お姫さまは俺がするけど騎士役はナナがやってよ」
「え、なんでですか？」
「そっちの方が面白いから」
「ええ……？」
なんですかそれ。そう困惑する私に、ジウン兄さんが「騎士役やらないならお姫さま役ね」と返してきて。それは絶対に嫌だから、うぐ……となりながらも「じゃあ騎士役やります……」と口にした。
「なら俺も騎士役、やりたいです」
「あ、やっぱり？ ハンビンならそう言うと思った。『お姫さま』、守りたいもんね？」
「……本当に変なこと言わないでください……」
「ごめんって」
ジウン兄さんとハンビンのやり取りに不思議に思っているうちに、マシュー、スンオン、ユジンが「僕も一緒に騎士役やりたいです！」と立候補してくれた。
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アップルパイ(プロフ) - Rさん» いつもありがとうございます！ 久しぶりの更新になってしまい申し訳ないです🥲 また早めに更新できるように頑張るのぜひ楽しみにしていただけたら幸いです……！🙇🏻♀️՞ (1月9日 10時) (
レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
R - いつも楽しく読ませて頂いています！更新楽しみに待ってます！ (1月8日 2時) (レス) id: 0e71c92fc7 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - おーるいんさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！ そう言って貰えると更新する活力になります〜！ これからもソンハンビンくんたくさん出てくると思うので、楽しみにして貰えたら嬉しいです☺️ (12月9日 0時) (レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
おーるいん - 忙しい中更新ありがとうございます！めちゃくちゃ大好きなお話で、毎回とっても楽しみに待ってます！ハンビンのストーリー多くて嬉しいです^_^ (12月3日 8時) (レス) @page13 id: 50f65acc84 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - abcdさん» ありがとうございます！ 展開がゆっくりな分、なるべく更新は早くできるように頑張ります！ これからも楽しんで頂けたら幸いです🙌 (12月2日 1時) (レス) @page14 id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2023年11月28日 15時
