431.お姫さま ページ34
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「最初の競技の名前は……『お姫さまを守れ』ー！」
お姫さま？ 思わずチームのみんなと顔を合わせる。どんなゲームだろうか。
「各チームお姫さま1人と、騎士4人または5人を選んでください。騎士はお姫さまが円の外に押し出されないよう、最後まで守ってください。お姫さまが脱落すればチームも脱落です」
「じゃあ、お姫さまは押し出されないように強い人のが良いですよね。あと足の速い人」
「そうだよね。じゃあやっぱり……」
「ナナとかどう？」
「……ジウン兄さん、話聞いてました？」
ファニ兄さんからゲームの説明をして貰って、それぞれのチームで作戦会議の時間。テレが初めにそう言い出したから、確かにと頷きながら「じゃあやっぱりジウン兄さんかな？」と口にしようとしたところで、ジウン兄さんがそう被せてきた。
何言ってるんだこの人は。つい眉をひそめる私に、ジウン兄さんはにやにやと笑っている。これ、絶対に面白がっているやつだ。
「いや、フィジカルも大事だけど、『お姫さま』じゃん。ビジュアルも重視しないと」
「確かにナナ兄さんがいちばんお姫さま似合いますね。女装したら一番違和感無さそうです」
「仮にジウン兄さんが女装したらゴツそうですもんね」
「そ……そんなわけ……ジウン兄さんも全然似合うよ……」
スンオンとユジンがそう話すのにぎくりとする。こっちは女装が似合うどころか本当に女なのだ。
何より、わざわざ『お姫さまを守れ』という名前だ。お姫さま役になってしまったら絶対に。
苦し紛れに「ほら、ジウン兄さん綺麗な顔だから……」と言えば、マシューに「本気で似合うと思ってます？」と笑われた。本当に申し訳ないけれど、ぶっちゃけ思ってはいない。
「……あ！ ほら！ お姫さまが似合うかなら、俺よりウンギのがぴったりだと思う！ ウンギだってお姫さましたいよね？ ウンギはお姫さまだもん」
「確かにナナ兄さんの言う通り僕が一番お姫さまですけど〜〜男同士のゴチャゴチャに巻き込まれるのは嫌〜〜押し出されるの怖いし〜〜〜」
「ええ……？ ならソウォン兄さんはどうです……？ ソウォン兄さんもお姫さま似合うと思いますけど……」
「僕も今回はパスかなあ」
(う、嘘でしょ……)
二人ならやりたがると思ったのに。裏切られた気分になりながら、このままじゃ本当に私がお姫さま役になってしまうと焦っていた時。ハンビンが「あの……！」と少し緊張したような声を上げた。
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アップルパイ(プロフ) - Rさん» いつもありがとうございます！ 久しぶりの更新になってしまい申し訳ないです🥲 また早めに更新できるように頑張るのぜひ楽しみにしていただけたら幸いです……！🙇🏻♀️՞ (1月9日 10時) (
レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
R - いつも楽しく読ませて頂いています！更新楽しみに待ってます！ (1月8日 2時) (レス) id: 0e71c92fc7 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - おーるいんさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！ そう言って貰えると更新する活力になります〜！ これからもソンハンビンくんたくさん出てくると思うので、楽しみにして貰えたら嬉しいです☺️ (12月9日 0時) (レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
おーるいん - 忙しい中更新ありがとうございます！めちゃくちゃ大好きなお話で、毎回とっても楽しみに待ってます！ハンビンのストーリー多くて嬉しいです^_^ (12月3日 8時) (レス) @page13 id: 50f65acc84 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - abcdさん» ありがとうございます！ 展開がゆっくりな分、なるべく更新は早くできるように頑張ります！ これからも楽しんで頂けたら幸いです🙌 (12月2日 1時) (レス) @page14 id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2023年11月28日 15時
