第五話 ページ7
「おん、気ぃつけや……なんや君ずっとなんか見とったけど探しもんか?」
『あ、いえ部屋を探してまして……』
「部屋ァ?自分の部屋の場所ぐらいわかるやろ…?」
『何せ今日此処に来たばっかりなもので…』
「今日…?君もしかして外部生の子か?」
『そうです!和泉Aと言います』
「てことは、人間か…トントン言います、よろしゅう。……木札貸してみ」
トントンさんは木札を見るとこっちや、と言い案内してくれた。
「ちなみにあそこは男子寮やで、こっちが女子寮。此処に来るまでに橋みたいなん渡ったやろ、あれが目印」
木札を私の手のひらに乗せ丁寧に説明までしてくれる。親切だ……
『何から何までありがとうございます!!』
「ん、大変やと思うけど頑張ってな。ほなまた入学式で」
ひらひらと手を振ってトントンさんは去って行った。
『か、かっこいい……!!!イケメンだ…』
あんな人が先輩だったらいいな、同級生ではないと思うけど
早速部屋に入ろうじゃないか!!
『お、わ…!!きれー…』
部屋は思いの外広かった、それこそ一人で暮らすにはもったいないぐらい。
ベッドにダイブして伸びをする
『ぐ〜〜ッッ気持ちい……』
それにしても
『妖魔界、かぁ……ここのことそう呼ぶんだ…』
今だに信じられない、ここが妖怪の住むところなんで…さっき会った寮母さんも、トントンさんも何かしらの妖怪なのか
コンコン
「入るぞ」
突然開かれた扉に身を固める。
誰?不法侵入者?でもここ寮だし…
「和泉、だな?」
入ってきたのは侵入者でもなく紫のマフラーを巻いた人だった。
『えと、先生ですか…?』
「あぁ、俺は
『和泉Aです、何の説明も受けずにここに来ました』
「それじゃ、一から説明していくか」
やっと知れる、此処のこと
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リトマス試験紙 - 最高に面白いです。頑張ってください!!! (12月29日 5時) (レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - あっあああ!!めっちゃ好きです,,,♡ (9月6日 20時) (レス) id: fe2c1e07b2 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです、励みになります。ゆっくりの更新にはなりますが次のお話も楽しんでいただけたらなと思います! (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私逆ハー大好物なので嬉しいです!この小説に出てくる実況者様達全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください! (8月4日 21時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです!徐々に色んな方を出して行きたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ! (7月14日 22時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霙 | 作成日時:2023年1月22日 23時