第十九話 ページ22
『っと…おはよぶるーく、危ないから毎回突進してくるのはやめようね』
「あは、ごめんね」
謝る気ないな此奴……
「で、何の話？」
『委員会と部活何にするか、って話してた。ぶるーくとか決めた？』
「僕〜？決めてないよ、なかむとかは野球部に入るとか言ってなかったっけ」
『え、なかむが？』
「野球部もありかなって思ってるだけだよ、決定じゃない」
『ｯみんな驚かせるの好きね…』
「驚かせてるつもりはないけどね、Aがビビりすぎなんじゃない？」
『はぁ〜〜？？？そんなことないですー！もういい、お腹空いたからパン食べるし！！』
「いや意味分からん」
そんなきりやんの言葉は無視してコンビニで買ったあんぱんを齧る。
『いやうま』
「てかスマイルとしゃけは？」
「スマイルはまだ来てない、シャークんは来てたはずだけど」
寮の校則も緩くて門限遅いし、妖魔界割と何でもあるし快適。コンビニあった時びっくりしたな、ゲーセンとかもあるかな今日放課後行こうかな…
「…い、おーいA聞いてる？」
『ん！？ごめんぼーっとしてた』
「ぼーっとし過ぎてあんぱん食う手止まってるけど」
『あー考え事してた』
「そんなんで大丈夫？今日一時間だけだけど授業あるし」
『ん、平気〜此処ってゲーセンあるかなって思ってた』
「いやあるけど、それでぼーっとしてたの？」
『うん』
「考え込み過ぎじゃない？」
『食べながら考え込むの良くないね』
「Aおはよ、何食ってんの？」
五人で話してるとしゃけが来た、何処行ってたんだろ。
『おはよ、あんぱん食べてる。しゃけは何処行ってたの？』
「俺は自販機行ってた、てかあんぱん一口くれね？朝飯食い忘れてきた」
『あー、別にいいよ』
しゃけにパンを渡そうと差し出す。
その差し出した私の腕を掴んであんぱんをがぶりと一口。
「ん、うま。あんがと」
『な、…』
いやまさかそのまま食べるとは思わないじゃん？
「顔赤いけど」
『う、うるさい…』
「しゃけお前…！」
「知らね」
「Aちゃんって結構初心？」
『男の子と関わることなかったから慣れてないの…！！』
「はいはい席つけー」
ちょうどいいタイミングで兄さんが入ってくる。皆急いで席に着く、私もぱたぱた顔を仰ぎながら席につこうとしゃけの横を通る。
「あ、A」
『ｯ何』
「ごちそうさま」
『……？あ』
言われた意味を理解した瞬間私は思い切り額を机にぶつけた。
まだ熱は冷めない。
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リトマス試験紙 - 最高に面白いです。頑張ってください！！！ (12月29日 5時) (
レス) id: 597af49ddb (このIDを非表示/違反報告)
汝(プロフ) - あっあああ!!めっちゃ好きです,,,♡ (9月6日 20時) (レス) id: fe2c1e07b2 (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです、励みになります。ゆっくりの更新にはなりますが次のお話も楽しんでいただけたらなと思います！ (8月5日 23時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私逆ハー大好物なので嬉しいです！この小説に出てくる実況者様達全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (8月4日 21時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
霙(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです！徐々に色んな方を出して行きたいと思っていますので気長にお待ちくださいませ！ (7月14日 22時) (レス) id: c3d88da4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霙 | 作成日時：2023年1月22日 23時
