462.かわいそう（イ・フェテク） ページ15
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(か、かわいそうすぎる……)
N͜͡umber時代、自分が実は女の子だって気付かれないようものすごく気をつけていたし、僕が知る限りでは誰にも気付かれていなかったA。そんなプロ意識の塊のAが、今更うっかり着替えやお風呂を見られたとか、会話してるのを聞かれたとかで気付かれるはずはないと思っていた。
それなのに、そんな風にバレてしまうなんて。これはN͜͡umber時代では有り得ないバレ方だし、なんていうか、一睡も寝ずにいるとか誰とも親しくしないとかしないと対処のしようがない気がする。
何より、ハンビンの説明から考えれば、本当に見せてはいけない部分をがっつりハンビンに至近距離で見られたということだ。それも自分の寝ている間に。本当にかわいそうがすぎる。いくらAが普段男性として生きているとはいえ、Aの心は普通に女の子だし、これを知ったらAは羞恥心でどうにかなってしまいそうだ。
「……聞くまでもないけど、Aはそのこと知らないよね？」
「はい……知らないです……」
そりゃ知ってたらあんな風に笑顔で話したり触れ合ったりしないよね、と何処かほっとしながら、さっきハンビンが言っていたことを思い出す。
ハンビンがAが女の子だと知ったのは、ポジションバトルが始まって二日目の夜。ポジションバトルの前半でハンビンの様子がおかしかったのはスランプはもちろん、Aのことがあったからだったんだと納得する。
今思えば、ポジションバトル中に二人が会話しているところを一回も見たこと無かった気がする。別のチームとはいえ、あれはおかしかったんだ。
(……あ、だからAあの時……)
ハンビンはAを避けていたし、Aも理由は分からなくても避けられていることを察していたのだろう。スランプ中のハンビンがウムティとホンハイに慰められているとき、どうして近くにいたAはあんなに自分の存在を気付かれたがらなかったのか。急に全ての辻褄が合ってしまった。
「……正直、ハンビンにバレたのは不幸中の幸いっていうか……ハンビンで良かったと思うよ。でもさあ……ひとつ突っ込んでいい？」
「は、はい……」
「そんな前から知ってて、その上でハンビンはナナにあんな風に接してたの？ なんなら二人この前一緒に寝てたよね？ あれ、確かハンビンから寝ようとしたんだよね……？」
「うっ……」
僕の問いかけに、ハンビンは表情を固まらせた。
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アップルパイ(プロフ) - なっちぃさん» コメントありがとうございます。楽しんで読んでいただき本当に幸いです！ 更新空いてしまって申し訳ないです。なるべく更新ペース上げれるようにしたいので、これからもよろしくお願いします！🥲 (3月3日 23時) (
レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
なっちぃ(プロフ) - コメント失礼します。楽しく読ませてもらってました！更新待ってます；； (3月1日 5時) (レス) id: 0ee3ec3e27 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - ビニさん» コメントありがとうございます！🥲💕 こちらこそいつも読んでくださりすごく嬉しいです。更新頑張ります！🙌 (2月7日 17時) (レス) @page17 id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
ビニ - いつも楽しく読ませて頂いております！お話の続き楽しみです、更新まってます！🥰 (2月5日 1時) (レス) @page6 id: 0e71c92fc7 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - abcdさん» いつも読んでくださりありがとうございます🥲💕 更新空いてしまう時もあるのですが、なるべく早く更新して完結させたい気持ちはあるのでこれからも頑張ります！ (1月28日 15時) (レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2024年1月25日 19時
