460.できない話（イ・フェテク） ページ13
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「ナナはこれからまだ練習する？」
「いや、今日はもういいかな……お腹苦しいから……」
「うん？ 夕ご飯のがまだ苦しいの？」
「いや、さっきラーメンとお菓子食べたんだよ。フェテク兄さんと話しながら夜食にラーメン食べてたらたまたまそこにギュビンが来て、流れでそのままお菓子パーティーすることになっちゃって」
Aがそう言うと、ハンビンは「お菓子パーティー？」とぱちりと瞬きをした。
「うん。多分明日もするだろうからハンビンも来る？ ハンビン来たらギュビンすごく喜ぶと思うよ」
「ああ、楽しそうだし行きたいな。……いや、それよりナナ夜食も食べてたの？ 夕ご飯の時もだけど、いきなりどうしたの……あ、もしかしてそんなに痩せてた？」
「ハハ……思った以上にね……」
「もう……これからはちゃんと食べる量増やしてね、本当に。最初は苦しいかもしれないけど、食べてくうちに慣れるだろうから」
ハンビンの言葉にAは苦笑いをしつつ「がんばる」と頷く。
「じゃあ、今日はこのまま寝る準備するの？」
「そうだね。……いや、やっぱり練習はしないけど筋トレはしたいかも。このままだと苦しくて寝れない気がするから。多少は体動かしたいな」
「そっか。なら筋トレしながら話そう」
「……あ、待って。ナナが筋トレしてる間、ちょっとハンビン借りていい？」
Aが「うん、ありがとう」と頷く前に、すかさず僕はそう言った。今すぐハンビンに確かめたいことがあったから。
「？ 俺は全然いいですけど……フェテク兄さん、どうしたんですか？ 俺に何か用ありました？」
「うん。ちょっと話したいことある。……ナナ、筋トレどれくらいかかる？」
「え？ まあ30分やれば良いかなって思ってたんですけど……」
「分かった。その間に話すから、終わったら迎え行くよ。だからナナ行ってきて」
ナナは不思議そうに一瞬首を傾げたけれど、すぐに納得したのか、「分かりました、じゃあ行ってきますね」と頷いてから僕達に背を向けて練習室に向かっていった。
「……じゃあ、僕達もちょっと移動しよっか？」
「え？ ここでできない話ですか？」
「できないね」
「……もしかして俺……何かフェテク兄さんの気に障ることしました……？」
廊下ではできない話。それをハンビンは説教か何かだと解釈したらしい。笑いながら「違うよ」と言ったけれど、ハンビンの受け答えによっては説教に近くなるかもしれない。
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アップルパイ(プロフ) - なっちぃさん» コメントありがとうございます。楽しんで読んでいただき本当に幸いです！ 更新空いてしまって申し訳ないです。なるべく更新ペース上げれるようにしたいので、これからもよろしくお願いします！🥲 (3月3日 23時) (
レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
なっちぃ(プロフ) - コメント失礼します。楽しく読ませてもらってました！更新待ってます；； (3月1日 5時) (レス) id: 0ee3ec3e27 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - ビニさん» コメントありがとうございます！🥲💕 こちらこそいつも読んでくださりすごく嬉しいです。更新頑張ります！🙌 (2月7日 17時) (レス) @page17 id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
ビニ - いつも楽しく読ませて頂いております！お話の続き楽しみです、更新まってます！🥰 (2月5日 1時) (レス) @page6 id: 0e71c92fc7 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - abcdさん» いつも読んでくださりありがとうございます🥲💕 更新空いてしまう時もあるのですが、なるべく早く更新して完結させたい気持ちはあるのでこれからも頑張ります！ (1月28日 15時) (レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2024年1月25日 19時
