458.ダウン（イ・フェテク） ページ11
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「やばい……マジで吐きそう……」
「あはは、大丈夫？」
ギュビンが持ってきたお菓子を全種類食べると、ギュビンは満足したようで、「今日はこのくらいにして、明日またお菓子パーティーしましょう！ 明日は違うの持ってきます！！」と明るい声で言って。その言葉にAはまた絶望していたけれど、「うん……ギュビンわざわざお菓子持ってきてくれてありがとう……普段あまりお菓子とか食べないから新鮮だったし美味しかったよ……」とギュビンに笑顔(ちょっと引きつっている)でお礼をして、もうそろそろ寝るというギュビンを僕と一緒に部屋まで送り届けた。
ギュビンが部屋に入った途端、地面を見つめ、口元を抑えて小さく呟くA。それを見てつい笑ってしまった僕を、Aは顔を上げてからじとりと見つめた。
「フェテク兄さん……俺がギュビンを止めてって視線で訴えたの気づいてましたよね？ どうして無視したんですか？」
「いや、体重を戻すって目的にはピッタリだったじゃん。お菓子パーティー」
「だとしても限度があるじゃないですか。仮に戻したら意味なくないですか？ 苦労が水の泡です」
「うん。だから戻さないでね」
僕がそう言うと、Aは「そんな簡単に言って……」と不満そうな顔をしていた。
「……あっ、ナナ……とフェテク兄さん」
そんなやり取りをしていたら、ふと後ろからハンビンの声がして。Aと振り返るとそこにはやっぱりハンビンがいて。ハンビンは何故かダウンを着ていた。
「あれ、ハンビンまだ寝てなかったんだー。というかハンビンが室内でダウン来てるの珍しくない？」
「はい。さっきまで外にいたので」
「外？ こんな夜にどうして？」
「えっと、ナナを探してて……最初は練習室にいると思ってたんですけど居なくて。また外にいるのかなって外に出て探してたんです。でも外にも居なかったから……」
そこまで言って、ハンビンはAの顔を見つめる。そしてほっしたように表情を緩ませた。
「……良かった。フェテク兄さんと居たんだね」
「……あ、うん。ちょっとね。それよりどうしたの？ 俺を探してたって、何かあった？」
「いや、何も無いけど……ほら、約束したでしょ。俺が寝る前に話そうって。お風呂入って寝る準備終わったから、それでナナのこと探してたんだよ」
ハンビンがそう口にすると、Aはぱちりと瞬きをしてから「あっ、そっか」とはっとしたように呟いた。
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アップルパイ(プロフ) - なっちぃさん» コメントありがとうございます。楽しんで読んでいただき本当に幸いです！ 更新空いてしまって申し訳ないです。なるべく更新ペース上げれるようにしたいので、これからもよろしくお願いします！🥲 (3月3日 23時) (
レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
なっちぃ(プロフ) - コメント失礼します。楽しく読ませてもらってました！更新待ってます；； (3月1日 5時) (レス) id: 0ee3ec3e27 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - ビニさん» コメントありがとうございます！🥲💕 こちらこそいつも読んでくださりすごく嬉しいです。更新頑張ります！🙌 (2月7日 17時) (レス) @page17 id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
ビニ - いつも楽しく読ませて頂いております！お話の続き楽しみです、更新まってます！🥰 (2月5日 1時) (レス) @page6 id: 0e71c92fc7 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - abcdさん» いつも読んでくださりありがとうございます🥲💕 更新空いてしまう時もあるのですが、なるべく早く更新して完結させたい気持ちはあるのでこれからも頑張ります！ (1月28日 15時) (レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2024年1月25日 19時
