晴れ時々曇 ページ9
代表「空A、これから君は…SEVENTEENのメンバーだ。」
頭にはてなマークが沢山浮かんだ。
理解が追いつかない。
SR「え、SEVENTEEN、ですか…？」
代表「何故公演の手伝いをさせたと思う？色々関わらせたのにはそれなりの理由があるんだ。」
SR「は、はぁ…」
代表「前回の公演曲ならどれでもいい。自分でダンスの課題曲を決めてそれを完璧にしてきなさい。そして一週間後、私に見せてくれないかな。」
SR「…わかりました。よろしくお願いします！」
"みんなとデビューする"
大きく丸をつけた言葉。
同じグループで、という意味では無かったけど、まさか…こんな事になるとは……
そこからはもう無我夢中だった。
元々練習も沢山見ていたし、公演の手伝いをしながら自主練でみんなのやった曲を勝手に覚えていた。
ダンスの課題曲…
そんなの全部に決まってる。
今までみんなが積み重ねてきた、ファンの人達と積み重ねてきた大切なものだから。
SR「はぁ…はぁ……ありがとうございました…っ。」
代表「…うん。よくやったね。それ程の覚悟があるなら大丈夫だろう。」
SR「！！」
代表「さっそくだが明日、みんなに伝えよう。」
SR「はい…！！」
どうしよう。すごく、すごく嬉しい…！
みんなビックリするだろうな…！
MNG「まさか全部とは…。驚きました。」
代表「恐らく今来ているような好意的な意見以外も沢山来るようになるだろう。それに耐えられる覚悟があるか、受け止める覚悟があるか、まだまだわからない。だがあれだけの努力が出来る子だ。きっと乗り越えられるだろう。」
MNG「そうですね。」
夜、どうしても落ち着かなくて練習しにまたスタジオへ。
SC「明日、練習前に全員で代表の所に行く事になった。」
HS「…なんで。」
SC「……新しいメンバーが入る。」
あ、今はまずい…。別のスタジオは……
JH「………無理だろ。」
あ………
JH「無理に決まってる…！そんな簡単に！！どうして……！」
ガタッ
SR「……ぁ…」
SC「悪いA。今話し合い中だ。」
SR「ぁ……えっと、…ご、ごめん………」
DN「ヒョン！何かありましたか？」
SR「あ、いや…練習しようと思っただけだから……。他の空いてるスタジオ探すよ！ありがとうチャニ。」
そうだよ。
振りを完璧にしたからって何だ…
みんなが、16人が、今まで築き上げてきたもの…
俺はただ、浮かれてただけじゃないか……
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NoL(プロフ) - ナビさん» ありがとうございます(T_T)引き続きご覧いただけるように頑張ります！ (2019年4月28日 0時) (
レス) id: ab1c9bb10d (このIDを非表示/違反報告)
ナビ(プロフ) - 初めまして！ いつも楽しみに読ませていただいてます。本当に素敵なお話ですね、胸が熱くなりました〜(*´-`) (2019年4月27日 5時) (レス) id: f0a4e63f0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のちょ | 作成日時：2019年3月28日 0時
