雨のち晴れ ページ8
(SC side)
17人でデビューするはずだった俺達は、気付けば12人になっていた。
公演を重ねて確実にステップアップしていたはずなのに。デビューがすぐ、手の届くところにありそうで、まだまだ掴むことが許されない。
離れていった仲間を想うと胸が苦しくなる。
俺達はこれ以上、何をしたらいい…？
代表「ミンハオも合流するが、彼とは別に新しくメンバーを追加する。これは決定事項だ。明日の練習前に全員でここに来るように。」
SC「……わかりました。」
まだ整理がつかない俺達に、新メンバーを受け入れる事が出来るだろうか。
正直みんなに伝えるのは気が重い…
SC「明日、練習前に全員で代表の所に行く事になった。」
HS「…なんで。」
SC「……新しいメンバーが入る。」
WZ「は。マジかよ。」
JN「あとから合流する子じゃなくて？？」
SC「いや…また別の奴らしい。」
JH「………無理だろ。」
JS「ジョンハン…」
JH「無理に決まってる…！そんな簡単に！！どうして……！」
やっぱりみんな、納得いかないよな。。
ガタッ
SR「……ぁ…」
スタジオの入口にAがいた。
SC「悪いA。今話し合い中だ。」
SR「ぁ……えっと、…ご、ごめん………」
一瞬怯えたような、複雑な表情。
DN「ヒョン！何かありましたか？」
SR「あ、いや…練習しようと思っただけだから……。他の空いてるスタジオ探すよ！ありがとうチャニ。」
…さっきの俺そんなに怖かったか。。
後で声掛けに行こう。
SC「とにかくこれは、決定事項だ。プロジェクトは終わってない。チャンスはまだある。俺達も進むしかないんだよ。」
MG「……はい…。」
重苦しい空気が漂っていた。
飲み物片手にAを探す。
扉越しに、汗だくで練習している姿が見えた。
SC「あれって……」
見た事がある振付だった。
俺達が公演でやった曲だ。
それ以外にも昔の課題曲や、他の練習生達の課題曲まで。
空A…とんでもない奴だよ、本当。
立ち止まっている場合じゃない。
俺も…、俺達も……
" To.A 너라면 괜찮아 "
SC「お前だったらいいのに……。」
なんてな…。
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NoL(プロフ) - ナビさん» ありがとうございます(T_T)引き続きご覧いただけるように頑張ります！ (2019年4月28日 0時) (
レス) id: ab1c9bb10d (このIDを非表示/違反報告)
ナビ(プロフ) - 初めまして！ いつも楽しみに読ませていただいてます。本当に素敵なお話ですね、胸が熱くなりました〜(*´-`) (2019年4月27日 5時) (レス) id: f0a4e63f0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のちょ | 作成日時：2019年3月28日 0時
