憧れの先に ページ12
(SR side)
SR「…こうで、こう…。」
画面の中の人と鏡の中の自分を見比べる。
色んな動画を見ては振りおこしをして、自己満で踊っていた。
ダンススタジオに通い始めてから楽しくて楽しくて、もっと上手くなりたい。踊りたい。って気持ちが日に日に強くなっていった。
頭に浮かぶのは、あの日みた男の子達。
SR(いつか一緒に踊ってみたいな…)
すっかりK-POPにハマって、色んな人達の曲を見たり聞いたり真似したり。
母「ちょっとAー！！こっち来てー！」
SR「…はーい！！(今から新しいの覚えようとしてたのに！)」
リビングに行くと、パソコンを開いてあたふたしているお母さん。
SR「…どうしたの」
母「A…K-POP好きよね。」
SR「え、何急に。」
母「韓国好きよね？」
SR「そりゃ好きだけど…」
母「家族会議をしましょう。」
SR「んん！？」
話が全く読めない…！！
お父さん…お母さんがついにおかしくなったよ…
母「お父さん。A。まずはこれを見て欲しいの。」
夕飯前に突如始まった家族会議。
パソコンには文化祭で僕が友達とK-POPを踊った映像。
母「これをね、送ったのよ。ハンさんに。」
父「あぁ、あのハンさんか。」
SR「え！おじさんに送ったの！？恥ずかしい…」
韓国で助けてくれたハンさん。
名刺をもらっていたから帰国してすぐ改めてお礼のメールをしたりして、何度か連絡を取り合っていたらしい。
母「そしたらね、ハンさんから"うちの練習生にならないか"って返事が来たの！！」
SR「………え？」
父「ん？何だ？練習生？？」
ハンさんがわざわざ日本語で送ってくれた資料には、この前僕が見た子達は"セブンティーンプロジェクト"という、デビューに向けて育成している子達だと言うこと。今、それに続く新しいプロジェクトを考えていて、そのイメージに僕がピッタリだと言うこと。事務所についてやその他もろもろ、色んな事が書いてあった。
父「でも、高校はどうするんだ？もう手続き終わってるだろ。」
母「そうなの…。それに、1人で向こうに行かせるのも不安だし……。」
頭が追いつかない。
韓国語も単語ちょっとしかわからないし、ダンスだってまだまだ。それに、アイドルってことは歌も上手くなきゃいけない。
自分は実力不足すぎる…
SR「行きたい…。韓国に、行きたい。でも、今のままじゃダメだと思う。。」
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NoL(プロフ) - ちぃさん» ありがとうございます(><)励みになります(TT) (2019年4月28日 0時) (
レス) id: ab1c9bb10d (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 無理！おじいちゃん！！うぅぅうあぁぁー！夜中に読んだので明日絶対顔腫れてる！！大号泣！ソラくんメンバー好きーうぁぁぁーーー！！これからも素敵な小説更新待ってます！！！ありがとう！！！ (2019年3月25日 2時) (レス) id: 687d10612a (このIDを非表示/違反報告)
NoL(プロフ) - fjさん» そうなんですね！私は韓国語が出来るわけではないため、歌詞を翻訳しているサイトさんからお借りしています。 (2019年2月13日 16時) (レス) id: ab1c9bb10d (このIDを非表示/違反報告)
fj - 韓国語の「ヘヤデ(コメントにハングルが使えないのでカタカナで書きます)」は「〜すればいい」ではなく「〜しなければならない、しなくちゃ」という意味なので、ルビに違和感があります… (2019年2月13日 2時) (レス) id: d6bf8c490d (このIDを非表示/違反報告)
NoL(プロフ) - 夜空の月さん» ありがとうございます！とても嬉しいです(TT)引き続き頑張ります！！ (2019年1月23日 23時) (レス) id: ab1c9bb10d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のちょ | 作成日時：2018年12月21日 3時
