遊 び 放 題 な 大 倉 先 生 ７

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急いで電車に乗り込み、学校へ走る。





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あ「ﾊｧ･･ﾊｧ･･ﾊｧッ」






息が切れたとしても、私の足は止まらない。



早く伝えたくて・・バレンタインの今日じゃなきゃ嫌だ。





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学校の門を飛び越え、無理やり入り、他の先生に見つからないように先生を探す。






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あ「・・どこｯ？

　先生・・っ」






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探し始める事、10分。




曲がり角を曲がった瞬間、ドンッと誰かにぶつかった。






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あ「いたｯ・・!!」





大「いったぁ・・って、A!?」






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目の前にいたのは、大好きな大倉先生だった。







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あ「先生!!

　やっと見つけたぁ・・。」






大「て・・てか、もう下校完了時刻すぎとるやろｯ

　こんな所でなにしてんの・・。」







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そりゃ驚くか。



だって、今の時間は先生もわずかしか残っていないほど遅いのだから。






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あ「ねぇ、私の話を聞いてほしいの!!」






大「えぇけど、別に今日じゃなくたってえぇやろ。

　今日はもう遅いから帰れ。

　お母さんも鳴海も心配しとるやろ。」






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そういうと、先生は私の背中を押して玄関まで向かわせる。






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あ「いやだｯ!!

　今日じゃないとダメなの!!

　話し聞いてくれるまで離さない!!」






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ギュッと先生の腕にしがみつく。





大「ちょｯ・・・はぁ。

　どういてもって言うなら・・けど、用件は手短に言えや。」






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あ「う、うん!!」







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そして、ゆっくりと先生の腕を離す。





静香さん・・私頑張る。





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