遊 び 放 題 な 大 倉 先 生 ７

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あ「・・そんなことが・・。」







静「本当につらかった。

　好きな人を忘れることが。

　もう一度会いたい、声を聞きたいって思ってた。

　会えない日は、毎日のように過去の忠義のメールをみてた。」







．





潮風によって、私達の髪が揺れる。






かすかに見えた静香さんの瞳は潤んでいた。







．






静「忠義は一回経験してるんだよね。

　生徒と付き合うこと。

　だからさ、またこんな事があったらって不安になったんじゃない？

　Aにはまだ明るい未来があるわけだし

　壊したくなかった・・Aの人生。」






．





．





・・・そうなのかな？





でも、それでもいい。






好きな人のそばにいたい。



たとえ人生がめちゃくちゃになたとしても。








．






あ「・・静香さん。」





静「ん？」





あ「でもやっぱり、好きなんです。

　・・それでもこの恋は・・諦めなきゃいけないんですかね。」






静「・・・。」






．





ダメだって知ってる。




けどね、こんなに愛おしい人を見つけたのは初めて。






この恋をやめたとしても、私は一生引きずって行く。





後悔したくないよ。






，





．





静「なら、それでもいいんじゃない？」





あ「え？」





静「諦めたくないんでしょ？

　ならぶつかっていけばいいじゃん。

　周りの目なんて気にしなくていい。

　過去なんてきにしないで、Aの純粋な気持ちで戦って。

　それに、私はAに忠義を幸せにしてほしい――・・。」





・・静香さん。






．




静「でも今はダメかも。
　
　じゃぁさ、こういうのはどう？」





私の耳に唇を近付けて、ごにょごにょしゃべりだす。






．





．




あ「・・静香さん!!

　私もう一度先生の所行ってきます!!

　本当にありがとうございましたっ」







．




私は静香さんにお礼をいって、電車に急いで乗り込んだ。






．

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