遊 び 放 題 な 大 倉 先 生 ７

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大「・・ちょっと!!」






何か言いたげな忠義を、理事長に見えないようにギュッと手をつなぐ。







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大「・・ｯ!?」




静「・・。」





私はいいから――。



話しに合わせて――。





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理「大倉先生。

　近藤はこう話しているが、これに間違いは？」






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大「・・。」




なかなか話さない忠義の手を、さっきよりもギュッと力を込めて握る。





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大「・・ありません。」




今にも消えていきそうなくらい、忠義の声は小さかった。







理「じゃぁ、大倉先生は出ていきなさい。

　近藤は、ちゃんと最後まで話しを聞くからな。」






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大倉先生は理事長に立たされた。



その時、パッと繋いでいた手が離れて・・。







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私達の関係もこれで終わりな気がして、胸がギュッと痛んだ。






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出口までゆっくり歩いていく忠義。






チラッと私の方を見た忠義は







大「・・失礼しました。」







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これが最後に聞いた、忠義の言葉だったかもしれない。






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