47話:重要情報 ページ7
「…ねぇA君…」
ハルが全部の道具や機械をしまって低い声で神妙な顔で見てくる、ただ事じゃないなと思い、俺とルイさんは辺りを警戒しながら話を聞こうとする。
「あのね、見つかる寸前に凄い情報聞いたんだ」
『…話してくれ』
「お願いします」
「あのね、敵が話している所を聞いたんだ…」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
〜数時間前、ハル視点〜
うあうあうあ〜！折角の【披露会】が滅茶苦茶じゃんかぁ！何あの全体的に白い服した奴等！何！？新種の虫か何かなの！？
「(そんな冗談はいいんだよ！
今は逃げなきゃ捕まる！うぁあ〜！)」
医者としての常識や知識以外では頭悪い僕だけど、«異名者»の才能や能力を悪用しようとして捕まえようとしている事は嫌でも分かった。
利用？悪用？捕まったらどんな地獄が待っているのかと想像すると怖くて仕方がなかった、初めて手術する時以来の恐怖感
「(無理無理ムリムリムリィ！ヤダってばよ！)」
足や横腹がとても痛いがとにかく走れ、足がダメになったら僕の力で治せば良いさ。
「…〜…！」
「…〜、」
必死に走っていると、何か話し声が聞こえてきた、仲間の«異名者»だったら話しかけようと思いながらこっそり覗く。
「«異名者»は見つかったか」
「いやいない…«異名者»少ないから面倒臭いんだよな」
なんだ敵じゃん、なら逃げなきゃ…
と思った瞬間、気になる単語が聞こえた様な気がして聞き耳立ててみた。
「«異名者»って捕まえたら何処に連れて行くんだっけ」
「あのなぁ…まぁいい、捕まえたら麻酔銃で撃って眠らせて連れていくんだ」
「だから…何処にだよ」
「あぁ、店員に選ばれたスパイ…
仲間がこっそりな、其処に入れるんだ」
「だ・か・ら、場所は？」
「…【時計台】の下だ」
時計台の下！？
「あぁ、その下は空洞になっているらしく、結構広いんだ…
百人居るか居ないか程度しか居ないこの国の«異名者»達なら余裕で入れるからな」
確かにあの時計台は«異名の国»の迷子になった時の目印になったりシンボル…
下が空洞になっているなら多分体育館よりも広いだろう大きさだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイモンド - NEONさん» ん〜ネタが思い浮かばないので無理ッスすみません(苦笑)鳥肌立つ程喜んでくれて嬉しいです！ありがとうございました！ (2018年4月29日 0時) (
レス) id: 98b61a0dbf (このIDを非表示/違反報告)
NEON(プロフ) - すごく面白かったです鳥肌立ちました第2期的なものが無いかな~って一人で勝手に期待してます笑笑 (2018年4月24日 19時) (レス) id: d80e9cd58f (このIDを非表示/違反報告)
レイモンド - 白玄 朱龍さん» 遅くなってごめんね！でもネタが思い付かないんだよね、でも頑張るよ！ (2018年1月25日 15時) (レス) id: 98b61a0dbf (このIDを非表示/違反報告)
白玄 朱龍 - 更新頑張ってください！ (2018年1月21日 22時) (レス) id: 0a2a3cf454 (このIDを非表示/違反報告)
白玄 朱龍 - レイモンドさん！黒幕が子供か…あり得ない事があり得るから面白いんだね！ (2018年1月21日 22時) (レス) id: 0a2a3cf454 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レイモンド | 作成日時：2017年11月5日 21時
