63話:月日が経ち ページ23
〜一年後〜
あれから一年、俺はあの時計台のあの場所に居た、そう…此処はあの時の事件の黒幕が居た場所。
時計台はあの禍々雰囲気が無くなり、何時ものシンボルに戻り、黒ずんだ赤い扉も、明るい赤に変わっていた。
『……』
「おーいA君!」
『!…ハル!』
お互い高校生の年齢になって忙しく…ならなかった、相変わらずお互い暇な時間が多く、三日に一回のペースで会っていた。
『どーして此処が?』
「勘!」
『勘かよ…』
本来此処は清掃係しか入れない場所だった。
«異名者»でさえも入れない筈が、あの事件を解決した英雄として、俺とハルとルイさんだけが入れる様になっていた。
『お前、最近何処で仕事した?』
あの時、ハルに聞きたかった【才能が勿体無い】という話を聞いた所によると
一年は此処で自由に暮らして、暮らしに慣れたら各々仕事を始めるらしい
つまり…
「初仕事、何だった?」
『”アフリカで滅茶苦茶雨を振らす仕事”
だった』
「え!?相当凄いじゃん!!」
『スゲェ神様扱いされてキョドった…
逆に怖かったぜ…』
あれから飢餓率が大幅に下がってウハウハらしい(日本語可笑しい)。
『んで、一週間後は中国の空気汚染を何とかするってよ』
「ん?A君国規模の事はできなかったんじゃなかったっけ」
『あー、…どうやら強化されたっぽい』
「マジで!?」
『マジでマジで』
アイツに怒りのまま«言霊»を使ったあの日から、大体の事ができる様になっていた。
やっぱりできない事の方が多いが、
それでもできる事の方が大半だった。
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レイモンド - NEONさん» ん〜ネタが思い浮かばないので無理ッスすみません(苦笑)鳥肌立つ程喜んでくれて嬉しいです!ありがとうございました! (2018年4月29日 0時) (レス) id: 98b61a0dbf (このIDを非表示/違反報告)
NEON(プロフ) - すごく面白かったです鳥肌立ちました第2期的なものが無いかな~って一人で勝手に期待してます笑笑 (2018年4月24日 19時) (レス) id: d80e9cd58f (このIDを非表示/違反報告)
レイモンド - 白玄 朱龍さん» 遅くなってごめんね!でもネタが思い付かないんだよね、でも頑張るよ! (2018年1月25日 15時) (レス) id: 98b61a0dbf (このIDを非表示/違反報告)
白玄 朱龍 - 更新頑張ってください! (2018年1月21日 22時) (レス) id: 0a2a3cf454 (このIDを非表示/違反報告)
白玄 朱龍 - レイモンドさん!黒幕が子供か…あり得ない事があり得るから面白いんだね! (2018年1月21日 22時) (レス) id: 0a2a3cf454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイモンド | 作成日時:2017年11月5日 21時