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54話:地獄の光景 ページ14

階段をかけ登り始めて何分かかったのだろう、この階段はとてつもなく遠い、全然まだ先が見えない。





「はぁっ、はぁ…」

「はっ、はっ…」





後ろの二人がバテ始めてしまった。
俺は«言霊»で疲れない体になっているが…

この二人にも«言霊»使ってやろうかな、と言うと、と二人が首を左右に振った。







『(成る程、それが二人の”プライド”って奴か)』







頼りっぱなしは嫌だとさっき言っていた。
大方、自分の力だけで登りきりたいって事だろう…無駄な体力使うだけだろうに。





『…二人共、無理は…』

「ちょっとしてるけどまだまだイケるよ!」

「まだ余裕です、ご心配なく」

『良かった』





嘘なのは見え見えだが…
そこで、階段の先に微かな光が見え、
あぁ漸く次の階か…と安堵する。


なるべく早くこんな戦争まがいな事を終わらせたいが為に走った。





この塔にはエレベーターもエスカレーターも無かった。





だからこうして走っている、そしてこの状況じゃ、いつ誰かが使うか分からないし、

なによりハッキングとかされてしまったらもうおしまいだから、あったとしても使わなかっただろう。









『次の階でちょっと休むか』

「う…うん…」

「そうですね…」





この様子だし、流石に休まないと余計に辛くなるだろうし、だから次の階まで早く、と。









 









 









そして次の階に着いたが









 









見てはいけなかったかも知れなかった









 









そこで見た光景が…









 









『嘘…だろ…?…嘘だと言ってくれ…』









 









 







 







死体がゴロゴロ転がっていた。

55話:残酷な場所→←53話:忠告と仲間



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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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レイモンド - NEONさん» ん〜ネタが思い浮かばないので無理ッスすみません(苦笑)鳥肌立つ程喜んでくれて嬉しいです!ありがとうございました! (2018年4月29日 0時) (レス) id: 98b61a0dbf (このIDを非表示/違反報告)
NEON(プロフ) - すごく面白かったです鳥肌立ちました第2期的なものが無いかな~って一人で勝手に期待してます笑笑 (2018年4月24日 19時) (レス) id: d80e9cd58f (このIDを非表示/違反報告)
レイモンド - 白玄 朱龍さん» 遅くなってごめんね!でもネタが思い付かないんだよね、でも頑張るよ! (2018年1月25日 15時) (レス) id: 98b61a0dbf (このIDを非表示/違反報告)
白玄 朱龍 - 更新頑張ってください! (2018年1月21日 22時) (レス) id: 0a2a3cf454 (このIDを非表示/違反報告)
白玄 朱龍 - レイモンドさん!黒幕が子供か…あり得ない事があり得るから面白いんだね! (2018年1月21日 22時) (レス) id: 0a2a3cf454 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイモンド | 作成日時:2017年11月5日 21時

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