ひまぁぁ ページ3
かなり色々な記事を読んでいたようで、思ったより時間が経っていた。
ソファから立って、
ぐっ、と伸びをすると凝り固まった体が軽く音をならす
それに、『老人かよ(笑)』と呟いた
『にしても暇だ....』
誰もいないくせして俺の口は勝手に音を吐き出す
・・・・どうせならあいつ、訪ねてみるか
今は4時30分すぎ。部活の可能性もゼロとは言えないが行って特に損はないし
自室に戻って財布とスマホをズボンのポケットに突っ込む
俺、ズボンの後ろポケットとか上着に財布とか貴重品入れたくないんだよ
落ちそうじゃん。コート系ならまだしも
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ピーンポーン
あれから20分くらい歩いて、家に着いた
あれ、叔母さんいねぇのか
チャイムを鳴らすが叔母さんは出てこない
んじゃ、あいつも？
そう思ってあいつの部屋の窓へと目を向けた
いるな。電気ついってし
あ、カーテン閉めやがった
『...おい、開けろよ！さっき見えたかんな！電気ついてんの！』
近所迷惑になりそうな声で叫んだ
大声出すの苦手だってのに
しばらくして、ガチャッとドアが開いた
剣「おいこら。近所迷惑になるようなことするんじゃねぇよ！」
『ふはっ、だったら居留守つかうなよ。俺も大声出すの嫌だっつの』
開口一番、叫び返すそいつに、どっちが迷惑だよとおもいながら
笑って目の前にいる紫頭に話しかけるとはぁ、とため息をつかれる
いつものことだ
剣「ていうか、何しに来たんだよ」
来るな、という目線を寄越しながらも剣持は一歩下がって中へと入れてくれた
そういうとこはマジでいい奴
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作者名：スミカ | 作成日時：2024年1月31日 22時
