座敷わらしが好きなもの2 ページ5
『妖怪......こんにちは』
木陰.日陰「「こんにちは」」
あの時はモモ様が主様のお母さんかと思った
モモ「珍しいわね。座敷わらしは日本家屋に住むことが多いって言うけど普通の家ね」
木陰「技術が発達して提灯からLED。フローリング落ち着かない」
モモ「そうよね.....」
『......私のところに住む？』
日陰「え？」
『モモ様の家は大きな神社で畳があるよ。電球もないよ』
木陰.日陰「「おぉ〜」」
モモ「いいわね。丁度Aちゃんに女の子友達が欲しかったし」
『おいでよ』
木陰.日陰「「......うん」」
『ここが私の家だよ』
アパートだった。
ｶﾞﾁｬ
『ただいまです。秋さん』
秋「おかえり。モモちゃん！ありがとうね」
モモ「いいのよ。なんなら私が責任もって育てるって言うのもあるわよ」
秋「いや、この子は私が責任もって育てたいの。なんでも揃ってるあそこじゃなくてここで育てたいの」
モモ「」ﾌﾟｸｰ
『あ、見てみて秋さん！座敷わらしちゃん連れてきたよ』
主様は私たちを紹介しようとしたが、
秋「？誰もいないわよ」
『え？いるよここに2人』
秋「？？」
モモ「Aちゃん」
『はい』
モモ「座敷わらしはね、子供にしか見えないの。大人は見えないのは当たり前」
『モモ様は見えてる』
モモ「私は元神ですから」
木陰.日陰「「(神様！)」」
モモ「さて、座敷わらしちゃん......って君たち名前は？」
木陰「名前......何それ？」
『あ.....もしかして名前が無いの？』
日陰「？」
秋「え？座敷わらしは座敷わらしでしょ？」
『コンビ名みたいな感じです。河童だって一人一人名前があるんですよ』
モモ「名前が無いのは不便よね......」
『ん〜......君は髪が白くて優しい日の光みたいだから日陰』
日陰「！」
『君は髪が黒くて影から見守ってくれる木陰』
木陰「！」
『とりあえず正式な名前がつくまで仮の名前をつけておこう』
モモ「そうね」
『じゃあ行ってきます』
秋「お昼は？」
『2人のことを知りたいので食べて帰ります』
秋「そう。わかったわ」
『じゃあ木陰ちゃん日陰ちゃん。捕まって』
「「」」ｷﾞｭｯ
『ミラーワールドへ』
ｸﾞﾆｭ〜
ｽﾀ
「「！」」
モモ「やっぱりここが落ち着くわね。何より空気が美味しい。本当、Aが作った世界だけあるわ」
『モモ様、私は提案しただけで、作ったのお父さんと母さんで「ｼｰ」ﾑｸﾞ』
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作者名：アマメ | 作成日時：2021年9月4日 14時
