没個性の魔法使い～鏡の世界の日常～ (ページ17)

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上級悪魔の過去5 ページ17

『.....』ﾊﾟﾁｯ

ｽｰ
『お父さん？お母さん？アーサー？』

アーサー「！」

父「見えるか！A」

『うん！明るくて見えるよ』

母「良かった......天使さんにお礼を言いなさい」

『？』

マーク「良かったね。熱がひいて」

『はい！ありがとうございます』

マーク「......4296番。人間を助けるなんてお前らしくないな」

アーサー「......」

『ﾑｯ4296番じゃないです』

マーク「？」

『私の友達で家族のアーサーです！』

アーサー「！」

マーク「アーサー......良かったな。いい名前をつけてもらって」

アーサー「......おう」

初めて家族や友達と言われて胸がポカポカしたのを今でも覚えてる

アーサー「0104番。これからどうするんだ？」

マーク「別に。アーサーは？」

アーサー「......A」

『え？私？』

アーサー「悪魔や色んな種族が生まれてきてよかったって思えるような世界.....本当に作ってくれるんですか？」

『.....うん！生まれたことには罪はないよ！でもここで住むには限りがある。だからのんびりゆったり羽を伸ばせる世界を作るのが夢だよ！』

アーサー「......俺もその手伝いをします。Aいや

マスター」

アーサー「これが俺の全てです」

『そういえばそんなこともあったね』

アーサー「.....あの場にいたら俺はご主人と奥様を守れていたかもしれません。申し訳ございません」

『ううん。謝られたら天国にいるお父さんとお母さんに悪いよ。今が楽しかったらいいよ』

アーサー「......最後までお供します」

『うん。ありがとう』

上級悪魔はとても優しく勇敢な悪魔