上級悪魔の過去4 ページ16
...人間はすぐそう言って戦いを始めるんだ
そう思った瞬間、
『アーサーやみんなが住める世界を作りたいんだ』
アーサー「アーサー？誰だ？」
『君の名前だよ。父さんの好きな小説の主人公の名前』
アーサー「.....みんなが住めるって言うのは悪魔とかそういう種族のやつか？」
『うん！その世界に住んで生まれてきて良かったって思えるような世界を作るんだ』
アーサー「......頑張れ頑張れ」
買われて1年ぐらい経ったあと
『ﾊｧﾊｧ』
ｼﾞｭｰ
母「40度の熱！？すぐにお医者様に診てもらわないと」
父「いやダメだ。これは魔族の人間に感染するウイルス。人間の医者に診せても分からない」
『お父さん....お母さん...頭が割れるよ....見えないよ....』
母「大丈夫よ.....天使のしずくさせあれば」
アーサー「天使のしずく？」
父「大天使が出す涙だ。なんてこった。タダでさえ入手が困難だというのに......」
アーサー「......！」
《生まれつき加護の力が強すぎて不浄なもの悪魔も俺の半径5mに入ったら.......祓ってしまう》
アーサー「......」
《その世界に住んで生まれてきて良かったって思えるような世界を作るんだ》
アーサー「.......」
ｶﾞﾁｬ
ﾋﾟｶｰ
俺は覚えたての転送魔法で天使がいる街に向かった
アーサー「ﾊｧﾊｧ」ﾀｯﾀｯﾀｯ
「キャー！！悪魔よ！」
「早く聖水をもってこい！」
「子供達を隠せ！呪われる！」
アーサー「ﾊｧﾊｧ......0104番どこだ！」
俺は探すのに夢中になり、囲まれてしまった。
アーサー「ﾁｯこんなことしてる暇は」
？「おい！悪魔」
アーサー「？」
？「俺が0104番だ！俺に何の用だ」
アーサー「！？」
ｻｯ
間違いない。アイツだ
アーサー「助けてくれ！」
マーク「お前は.....4296番！久しぶりだ「早く！」？」
アーサー「人間のガキが高熱で倒れそうなんだ！助けてくれ！」
マーク「え？え？」
『ﾊｧﾊｧ.....アーサーどこ？見えないよ....真っ暗だよ』
父「熱が下がらん.....」
ｶﾞﾁｬ
母「！？」
アーサー「ﾊｧﾊｧ.....天使を見つけました.......」
父「何！？」
アーサー「0104番。早く治して.....くれ」
ﾊﾞﾀﾝ
マーク「おっおい！しっかりしろ4296番」
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作者名：アマメ | 作成日時：2021年9月4日 14時
