没個性の魔法使い4【ヒロアカ】 (ページ27)

今日:11 hit、昨日:16 hit、合計:31,915 hit

林間合宿《超人社会そのものが.....》ページ27

！？ウォーターホースって二年前に敵にやられたあのウォーターホース！？洸太くんの両親だったんだ.....

緑谷「残念な事件だった。おぼえてる」

洸太「.....うるせえよ。頭イカれてるよみーんな.....馬鹿みたいにヒーローとか敵とか言っちゃって殺し合って”個性”とか言っちゃって.....ひけらかしてるからそうなるんだ。バ───カ」

ヒーローだけじゃない......超人社会そのものを嫌ってるんだ.....

洸太「なんだよ！もう用ないんだったら出てけよ！」

緑谷「いや.....あの....僕の友だちさ！親から”個性”引き継がれなくてね....」

洸太「は？」

引き継がれなかった......私の親も無”個性”だけど”個性”が出てきた。

緑谷「先天的なもので稀にあるらしいんだけど.....でもそいつはヒーローに憧れちゃってでも今って”個性”がないとヒーローにはなれなくてそいつさ、しばらく受けいられずに練習したんだ....
物を引き寄せようとしたり、火を吹こうとしたり......”個性”に対して色々な考えがあって一概には言えないけどそこまで否定しちゃうと君が辛くなるだけだよ」

やけに詳しい。まるで自分の体験談みたいな...いっちゃんってもしかして元は”無個性”だったのかな？もしそうだとしたらオールマイトはオールマイトの”個性”をいっちゃんに渡したのかな？いやいやそんなコミックみたいなぶっ込んだ話あるわけない！オールマイトがしぼんだ理由と関係があるのかな？いやいやまだそれが決まった訳では..

洸太「うるせぇズケズケと！！出てけよ！！」

緑谷「ごめん....とりとめのないことしか言えなくて.....カレー置いとくね」

やばい！こっちにくる！透明マント！

緑谷「」ｶﾞｯｶﾞｯ

......ふぅ
このカレーどうしようさすがに.....

『』ｶﾞﾂｶﾞﾂ

お腹空いたから二皿食べられた。

『洸太くん.....』

洸太「.....お姉ちゃん」

『そのカレー私も作ったの。まぁお腹空いてなかったら食べなくていいよ』

ｽｯ
洸太「」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

洸太くんは少し難しそうな顔でカレーを食べた。

洸太「じゃあ俺はどうすればいいんだよ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

洸太くん....

『元気だして。わからなかったよね。私も難しくてわからなかったよ』

洸太「......」ﾄﾝ

『洸太くん？』

洸太「ｽｰ」

泣き疲れて寝ちゃったんだね。

『よいしょっと』ｻｯ

ジャージを脱ぎ、洸太くんに被せた。

『ん？』

洞窟の横には水があった。まるでバケツに入った水をぶっかけたような感じだった。