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第10話 ページ10

『!?』

早い!経験者だけあって早いわ!せめて遅れを取らんように!

鳴子「!?」

進むんや!

鳴子「なんや?めっちゃ早いやん!」

『せやけど制服が暑くて叶わんわ。動きにくい』

鳴子「せやな!」ギュン

初心者の私が経験者の鳴子くんと対決するって......無理やとは思うけど.....

『私今、わくわくさんや!』

鳴子「工作でもするんか?」

『そういうんやない!』

楽しいんや!
いつの間にか5周目に到達した。

『鳴子くん!』

鳴子「?」

『残り半分.....本気出してもええか?』

鳴子「そうしてくれるとこっちもありがたいわ!」

『じゃあ、』ジャンジャン

ギアを2枚あげた。
やっと出来る。座ってやってたからやっと本気出せる!

『後ろきいつけや!真っ赤な矛が通るで!』

ダンシングで本気で走る!

鳴子「(めっちゃ速くなっとる!せやけどワイも......負けへんで!)おらおらおら!」

後ろから鳴子くんの声がする。他のスプリンター達を追い抜いた。ぶっちゃけ私の頭の中は勝負でいっぱいや。

「すげー!並んだ!」
「何や!?あの赤頭達!」
「残り1周!速ぇー!」

目立っとる!私ら目立っとる!

ポタポタ
「血!?」

あかん!鼻血出てきてしもうた。制服の白いところ血がべっとりや!

鳴子『「おらおらおらぁー!!」』

ドコン
10周目!

鳴子『「ハァハァ」』

『あかん!鼻血でクラクラするわ!あったまボーっとしてきたわ!』

鳴子「ハァハァ.....どっちが勝ったんやろ」

そうやった!

「あ....あの.....」

鳴子『「ん?」』

「ひ.....引き分けでした」

鳴子『「......はぁぁああ!?」』

なんやて!?

「ほぼ同時にゴールしてて....」

鳴子「なんやねん!これじゃ勝負ついとらんやん!」

『.....章ちゃん』

鳴子「!?」

『引き分けは負けであり、勝ちでもある。せやから約束は約束や!また勝負してくれるか?章ちゃん』

鳴子「っ〜〜!もちろんや!せや!ワイの行きつけのたこ焼き屋でたこ焼き奢ったる!」

『おおきに』

私達は荷物を持ち、たこ焼き屋へと向かった。

鳴子「おっちゃん!たこ焼き四つ!」

「あいよ!」

すっごいお腹空いた。

「たこ焼き四つ!まいど!」

うわぁ〜美味しそう!

パク
『ハフハフ...ゴクンめっちゃうまい!』

鳴子「カッカッカッ!自転車乗りは腹減るからめっちゃうまいな!」

『せやな!』


余談ですが、アニメで鳴子くんが初めてロード見た時の顔がめちゃくちゃ可愛かった!

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アマメ - みーさん» それぞれのオチは考えてはいます (2020年6月27日 20時) (レス) id: 4999e7dba5 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - これは恋愛要素もあるんですか? (2020年6月27日 19時) (レス) id: 6debe048ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アマメ | 作成日時:2020年6月25日 21時

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