第29話 ページ29
ほんとに勝負するんだ......でも嬉しい
蛍火「競走しよう！あの坂の上まで！」
御堂筋「.....ええよ。丁度退屈してたところやし.....」
せめて練習だけでもしないと！
ｷﾞｷﾞ
蛍火「！」
御堂筋「」ｷﾞｷﾞ
体をめいっぱい出してダンシング！地面と顔がつきそう。あんなの見たことない！
蛍火「やっぱりレースで見るより近くで見る方がかっこいいよ！ダンシング！」
御堂筋「ボクのダンシング見てかっこええって言われたのキミが初めてや」
蛍火「そうなの？じゃあ誰にも真似出来ない翔くんだけのオリジナルダンシングだね！」
御堂筋「ピｯ！？」
あ でもいま競走中だった！集中しないと！
御堂筋「......じゃあボクのとっておき見せたるわ」ﾋﾞｨｨ
蛍火「え？」
翔くんは太もものテーピングを外した。今までそれをつけてここまで走ってきたの？200kmを！
蛍火「」ｼﾞｬﾝ
ギアを上げ、加速した。身の危険を感じた。油断したらダメだ！きっとどこかで仕掛けてくるはず！
御堂筋「あれあれあれ？いきなり速うなったな？まるで化け物に追われるような形相して」ｶﾁﾝ
翔くんの顔がドアップに！
精神的にくるな。
蛍火「ただお腹が空いたから早くゴールしてご飯が食べたかっただけ」
御堂筋「ほぉーお腹が？空いた？ﾌﾟｸｸやっぱホノカちゃんおもろいわ」
一気に速くなった！こっちも速くなり、全力で走った。
ゴールまであと少し.....
蛍火「うぉりゃああ！」
車体をめいっぱい前に出した。
ﾄﾞﾝ
蛍火「ﾊｧﾊｧ」
どっちが勝ったんだろ？最後目つぶってわからなかった。
ｽｯ
蛍火「！？」
翔くんは私の腕を持ちあげた。
御堂筋「勝ったら腕をあげるのが基本や.....」
勝っ....たの？私.....
蛍火「ごめん。本気出しちゃって腕上がんなくなった」
御堂筋「.....」
翔くんは少し悔しそうな顔をした。
蛍火「楽しかったよ。競走してくれてありがとう」
御堂筋「.....ボクも楽しかった。また競走してくれるか？」
蛍火「もちろん」
翔くんは泊まる宿があるといい帰っていった。
蛍火「精神的なダメージは物間くんに似てるな.....」
蛍火side終了
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アマメ - みーさん» それぞれのオチは考えてはいます (2020年6月27日 20時) (
レス) id: 4999e7dba5 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - これは恋愛要素もあるんですか？ (2020年6月27日 19時) (レス) id: 6debe048ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アマメ | 作成日時：2020年6月25日 21時
