ヒーローの義娘はトリップして四つ子になった！【ヒロアカ】【弱虫ペダル】 (ページ17)

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第17話ページ17

リンゴ好きなのか

新開「俺の事は隼人でいいよ」

福富「俺も寿一でいい」

倖雪「わかった。隼人、ずいち」

福富「ずいちじゃない。寿一」

倖雪「ずいち」

福富「じゅ・い・ち」

倖雪「ず・い・ち」

新開「(ひゅ～兄妹みたいだな......そうだ！)寿一が難しいんなら福富兄さんでいいんじゃないか？歳も離れてるし」

倖雪「噛まないように努力する。それまで呼ばせてくれ。福富兄さん」

福富「.....わかった」

新開「(顔緩んだな。珍しい)試しにあそこまで競走してみないか？」

競走.....断りたいけど、慣れておいたほうがいいって言うよな。

倖雪「つまらない競走にならないようにする」

新開「ひゅ～言うねぇ。青になったらスタート」

私はその間に手首を曲げたり、首を動かしたりした。

ﾊﾟｯ
倖雪「」ｷﾞｯ

車に当たらないようにしないと！

福富「......」

新開「寿一どうした？」

福富「白い.....キツネ.....綺麗だ」

新開「(寿一が綺麗って......確かに白くて長い髪がキツネのしっぽを連想させてるな)」

何か言ったか？

新開「速いね倖雪.......知ってるかい？」ｽﾞｯ

倖雪「？」

隼人は顔に手を付けた。何する気だ。

新開「鬼の形相になった時、信じられない程速くなる男を.....」ｺﾞｺﾞｺﾞ

！？なんだこの雰囲気。体が無意識に震える。
手を離した瞬間、

新開「あるるる！！」ﾄﾞﾝ

物凄く速くなった。福富兄さんも速くなった......

倖雪「」ｼﾞｬﾝｼﾞｬﾝ

ギアをあげ、風を当てないように、姿勢を低くした。獲物を狩るように走って走って、姿が見えたら、

倖雪「」ｺﾞｺﾞｺﾞ

福富「(！？後ろからプレッシャーが......)」

喰らいつく！

倖雪「ﾊｧﾊｧ」

抜いた......抜けることが出来た！手が痛い

新開「楽しかったよ。またしてくれるかい？」

倖雪「おう」

福富「新開を抜くとは、思わなかった」

倖雪「いや。鬼って聞かれて少し怖かった。追いつかれないようにって思ってたらいつの間にか.....」

新開「(怖さが逆に力になったか.....)」

その頃、長女と三女は、

蛍火『「.......」』ｷﾞﾘｷﾞﾘ

二人が戻ってくるまで、ひたすらローラーしていた。

「「「(さすが東間コーチの妹！息切れしてない！一体何を考えているんだ)」」」

小春「(あと2時間ぐらい来るなよ。いい練習になってるからな)」

『(お腹空いた～)』

蛍火「(翔くんといつか競走してみたいな～)」