ペットって何だったけ。 三

筆。 ページ26

「あった、あった、はいインクくんの服」
私はクロス君に服を渡した。

クロ「にゃ」
彼は受取ると何かを探し始めた。


エラ「？」
彼も不思議そうにこちらに来る。


クロ「・・・。」
(いつも絵を描いている小さな筆･･･)

「・・・？」

親友「探し物はあった…？」

クロ「・・・。」

イン「みー？」

親友「もしかして…」

クロ「み？」

親友「お絵描きする時に使う筆を探してるの？」
私は彼にそう聞いてみた。

クロ「みぃ」
彼は返事をした。


「あー…、それで寝室を指さしてたのね」

クロ「みー」

親友「でも、見た感じ無くない…？」

「細かい瓶とか靴とか箱にまとめてあるのよ」

親友「じゃあ、その箱を持ってきて」

「わかった」
私は箱を持ちに向った。


親友「でもクロスくん、小さい筆をどうするの？」

クロ「みぃ、みぃ‥みぃ！」
彼は必死に訴えっている。

親友「うーん…、･･･」
(猫語分らないよぉ…)

エラ「(小さい筆でソウルを作らせるのか!)」

「おまたせ〜、はい筆だよ」
私は守護者に小さい筆を渡した。

イン「み、みー♪」
彼は嬉しそうだ。

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